ルノーとの関係見直しは日産にとって素敵なことなのだろうか? 

日産のルノーの関係見直し、ほとんどメディアはポジティブに使えている。なかには「植民地支配からの脱却だ!」みたいに報じるメディアすらあって驚く。確かに、日産はルノーの了解なければ様々な決定を出来なかった。日産が上げた収益による株主配当の43%を、ルノーに持っていかることに抵抗を示す人も多かったようだ。ただ、ルノーの影響力が薄くなるということは、1999年以前の日産に戻るということを示す。

考えて頂きたい。なんでルノーが日産の43%の株を持つに至るのかといえば、日産の経営が厳しかったからに他ならない。当時の日産は、抜本的な変革を行えないまま赤字を垂れ流し続け、2兆5000億円とも言われる有利子負債を抱えてしまう。新型車の開発予算すらままならない状況だった。事実上の破綻状態。ルノーが出資し、ゴーンという稀代希な手腕を持つ経営者を送り込んで来なければ、いかんともしがたかった。<続きを読む>

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3 Responses to “ルノーとの関係見直しは日産にとって素敵なことなのだろうか? ”

  1. アミーゴ5号 より:

    ルノーが信託する日産の株式の扱いと行方が気になります。いろいろな附帯条件が付いているみたいだし。

    すっかすですね、
    スナール氏が絡むことは、罠がありそうで信用できないというか、怖いですね。

  2. GECKO より:

    同感です。

    ガバナンスのきかない以前の日産へ戻るともう救いの手も差し伸べられないと思います。

    HONDAが近い将来そうなるであろう同様中国企業へ吸収合併されるかもしれません。

  3. 猫まんま より:

    「植民地支配からの脱却だ!」って話をよく聞きますがこういうことを言ってる人って日産が経営危機になった時にルノーの傘下になったからこそ立ち直った事実をなぜ無視するんでしょうね?どうこう言ってもゴーン会長がコストカットやらなければとっくの昔に倒産してたのに恩知らずも甚だしいですね。ゴーン会長も所得ごまかしとかやらずに真面目にやってれば年俸100億とかもらっても全然問題無いでしょうに。この先日産が独立?したらまた過去の日産と同じことを繰り返すような気がします。まあ現状ではプラットフォームの共有化などは既定路線で今さら専用設計などはすることは無いでしょうから無能な経営陣でもやっていけるのかもしれませんね。副社長のリゾートホテルの嫁とかが訳の解らない戦略とか言い出さなければですが。

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