スカイラインNISMOの開発燃料は100オクタンとな! 日本だとどこに行けば買えるのか?
トルクアップのためブースト圧を高める高性能ターボエンジンの場合、オクタン価がモノを言う。ラリー車など1オクタンの差でもトルクは違ってくるため、1.3リッターで200馬力程度の車両でも安定したオクタン価になっている高価なFIA燃料を使うほど。スカイラインNISMOは同業の工藤君のクリッカーの記事によれば100オクタンの燃料でセッティングしたという!
100オクタンじゃないと性能を引き出せないと思っていいだろう。私もスカイラインNISMOに試乗したのだけれど、そこのところは気づきませんでした。試乗会の際に100オクタンで開発したという説明をしていなかったため、素直に「素晴らしいハンドリングを持つ良いクルマ」だと感じた次第。解っていたら100オクタンのガソリンを売っているスタンドを教えてもらうんだった。
何度か取り上げている通り100オクタンのハイオクを販売している日本のガソリンスタンドは存在が確認されていない。石油元売りに聞いても「100オクタンとは言っていない」という。そればかりか「96オクタン以上」と決まっているのにそれを下回るハイオクすらあるようだ。95オクタンのハイオクをスカイラインNISMOに入れたらどうか? おそらく5%以上パワー落ちる!
スカイラインNISMOはノーマルから15馬力アップの420馬力。5%ダウンしたら399馬力で、96オクタン以上のハイオクで405馬力出る標準の400R以下のパワーになってしまう。NISMOのスペシャルコンピューター意味なし! 420馬力を出したいのならFIM燃料を入手するか、いわゆるオクタンブースター(効能は不明)を入れるしか無い? そもそも日産はどうやって100オクタンを入手したのだろうか。
ということで問い合わせてみます~。
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指定オクタン価100は私も何かの紹介記事で読んでいて「無理なんじゃない?」と流していました。
同時にオクタン価要求が高い割にノーマル(?)400Rと馬力の大差がないこと(トルクアップ75N・mはかなりアップだと思います)に何か意図があったのかな?とは思っていましたが。
随分昔の話ですが、NSR250R (88年型)なんか全然馬力規制の45馬力に納まっていなくてダイナモシャシーで計ったら62馬力出ていたとか。
R32GT-Rなんかも同様で、表示馬力はリミットの280馬力でしたがブーストアップで450馬力はムリなく出ると云われていましたし。
これらのイケイケな国産車(バイク含む)がリリースされていた頃、マクラーレンホンダはセナプロスト時代で無敵のような強さを誇っており、自動車雑誌で様々な比較テストもやっていました。
ガソリンも例にもれず、石油会社各社のガソリンをスタンドで入手し、謳われているオクタン価を実測値を比べるとか、可能な限り成分分析もして、各ガソリンに適した使用用途もオススメされていたと思います。
確かほぼ全社(昭和シェルだけ98オクタン価表示だった)100オクタンの商品が揃ったくらいのタイミングだった筈。
細かい数値は忘れてしまいましたが、オクタン価100をクリアしたのは出光スーパーゼアスのみ、看板に掲げた98オクタンクリアの昭和シェル石油含め、概ね97~98オクタン台という成績だったと記憶しています。
オクタン価が一部を除いて低めの数値になったのは、保管や輸送のタンク等の状態で左右されたのでは?という推論が添えられていました。
現在のハイオクガソリンの現状は、あんなな訳です。
原油価格相場に燃料価格がリンクしないのも。
https://pps-net.org/statistics/crude-oil
品質も価格もデタラメ。
日産のカスタマーサービスが有効であるならば、本当に100オクタンのハイオクを販売しているGSを教えて欲しいですし、スカイラインNISMOのナビにインプットしてあってもいいんじゃないかと思います。
私も100オクタンの件、気になってネット上だけですがいろいろ検索しましたが…大手小売各社、だいたい実測96を切る(!?)~97に届かない位なんですよね。それハイオクなの?って感じです(そりゃ自分で測りたくなる人も出ますわな…お疲れ様でした)。仰る通り、どこで買えばいいんでしょうか。
そもそも今さらスカイラインNISMOって…事前の広告シルエットでものすごく嫌な予感がしましたが、新型発表で膝から崩れ落ちるのは本当にいつ以来でしょうか。1000台?売れるの?
日産自動車ぁ…
あなた方は他にやることが山ほどあるでしょうが。
エンジンの実験をしている会社でも、多分元売りから買うのだと思いますが、NISMOみたいな会社ならモータースポーツで使うような特殊な燃料仕入れ先から、入手することも可能かと。オクタン価はかって「100あるからこれで開発しよう」とできますわね。
今思えば昔某サーキット内のGSはシェルの看板を掲げていたような気がするので、良いオクタン価を入れられる場所だったのかも。
ただ、市販のハイオクが規定通りだったとしても96以上でしかないわけで、筋違いだろと言われそうですが、手に入れないガソリンでパワーアップさせて高く売るのもどうなのかと思ってしまいます。
どのGSもタンクは地下に埋められていて、古くなると水の混入とかありそうだから、新しいGSができるたびにそちらで入れるような癖がついてしまいました。新しいほうが広いし、セルフなら車を寄せてトイレとか飲み物も買う気にもなれます。
知らないというのは、怖ろしいと実感しています。
もしZのでたらめな納車を知らなかったら、もしハイオクのでたらめな品質を知らなかったら、クルマ好きとして、パワフルなスカイラインの登場を大いに肯定していたと思います。
今頃、さすがは日産。エコな時代に男気があると、褒め称えていたかもしれません。
でも知っていると、日産の評価は真逆になります。こんな時代に合わない車種を増やす余裕があるなら、Zを注文どおり納車しなさいよ!
日本のハイオクがでたらめなのを知っていて、よくも役に立たないスペックを売りにできるよね!
狼少年ならまだ可愛い。でも分別ある親父連中の経営判断だと思うと、本当に背筋が寒くなる。。。
あっ、国内営業の役員はオバハンだったっけ? もはやどうでもいいけど。
以前の記事にもコメントしましたが、もう一度。
クリッカー誌で使用しているIR(近赤外)ベースの簡易オクタン価計はおもちゃです。全く精度がありません。あんなおもちゃで信頼できるオクタン価が得られるなら各社元売りの試験室は誰も苦労していませんよ…。
手間もコストも莫大にかかる本物のCFRエンジンでの測定は、おそらく元売りの息がかかった試験機関以外では確かに難しいと思いますが、せめてある程度の精度がある全成分ガスクロからの類推値を使って欲しいです。元売りの息がかかっていない日本海事検定協会等の試験機関でどなたでも依頼できます。
個人として発信するので社名は伏せますが、弊社はオクタン価100のハイオクガソリンを市場に提供しています。
試験精度の範囲での下振れはもちろんありえますが、あんなに97連発だなんてことはありえません。
IRベースの簡易オクタン価計は、パラフィン(飽和炭化水素)の枝分かれの有無で生じるオクタン価の差を測るのが苦手です。オクタン価を稼ぐためのガソリンの基材には大きく分けて、芳香族で稼ぐ改質ガソリン、オレフィンで稼ぐ分解ガソリン、イソパラフィンで稼ぐアルキレートの3つがありますが、IRベースの簡易オクタン価計はアルキレートを低く見積もりがちです。
また、オクタン価の低い基材についても、原油の違いで生じるベース値の違いをうまく拾うことが出来ません。
国内元売りは、このIRベースの簡易オクタン価計を工程管理でしか使用していません。特定の装置から出てくる基材の管理であれば、比較的信用できるからです。
逆に言えば、複数の基材を混合して作る製品ガソリンには全く使えません。
あの簡易計の数字を鵜呑みにしないでください。あれはマスコミの暴力の一種です。
全く同感です。
アミーゴさんが 健在で良かったです
自分は アミーゴさんの投稿のファンですから
クルマの趣味も近いものを感じます
昨年、フォードVSフェラーリについて投稿されてましたよね 自分も見たいな~と思っていたんですけど
あの投稿で思い出したんですよ それから4kディスクを手に入れて見ることが出来ました
あの作品は とても良く出来ていると思います
高校性の頃 カーグラのレースページでGT40開発秘話
何てのを読んだ記憶で 悲しい終わり方がイメージされて しばらくデイトナ24レースまでしか見れなかったんですよ でも最後まで見ました。
この映画 徳大寺さんが観賞したらどんな観想を文字にしただろうか? なんて思いました。
計測器がおもちゃとか一蹴する意見もありますが、問題は近年元売りの関係からハイオクはどこも一緒と半ば常識的に語られてきたことが、実は「何かしら違いがある!」ことが判明しただけでも事は重大では?
計測器だけではなく特定ハイオクでエンジンのノック信号レポートから始まってエンジン屋が言ってるわけで、ガソリン会社やGSの言い分鵜呑みにしては良くない問題であると思います。