トヨタ、アメリカで2024タコマ発表! 326馬力という5リッターV8級のパワー&圧倒的な燃費
トヨタが新型タコマのローンチを行った。タコマはタンドラのような全長6m×全幅2m超のフルサイズでこそないものの、全長5.5m×全幅1.9m超というハイラックスより一回り大きい売れ筋ピックアップトラックである。写真の通りカコよい! 新型タコマ最大の武器となっているのが、2.4リッターターボのハイブリッドだ。5リッター級のパワーでいながら低燃費。
ここにきてアメリカもガソリン高騰! 平均走行距離は日本の3倍の3万kmと言われるため、ガソリンコスト大きい。しかも厳しいアメリカのCAFE(企業平均燃費)をクリアすべく、このクラスのピックアップトラックの動力性能はドンドンしょっぱくなってきた。もはや5リッターV8どころか、4リッター級のV6だって無理。今や2.7リッター程度のターボです。
そんな中、トヨタだけ2.7リッター4気筒エンジンすら凌ぐ低燃費ながら、326馬力と5リッターV8に匹敵するパワー持つ2.4リッターターボ(ヴェルファイアと同じパワーユニット)というハイブリッドをラインナップしている。しかもバッチリとスポーティモデルまで用意してきた。こらもう売れないワケない! トヨタのハイブリッド、圧倒的な商品力を持つ。
トヨタを除く全ての自動車メーカーは、この手のクルマを作れない。ハイブリッドを持ってる日産やホンダも、2トン以上のクルマを軽々と走らせる300馬力以上のユニットは持っておらず。電気自動車が主役になるまでの間、トヨタはアメリカだけでなく欧州や日本でもハイブリッドが圧倒的な存在感を示すことだろう。フォードとGMは電気トラックの開発を急ぐしか打つ手無し。
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やぱり、エンジン出力とモーター出力の両方をバリアブルにタイヤに伝えられるTHSでないと、この手の車はダメなんだと思います。THSの信頼性があれば、砂漠の僻地に行っても帰って来られそう。
モーターに重きを置いているe-powerやe:HEVは、こんな車に使おうとするとモーターとバッテリーをかなり大きくしなければなりません。それこそテスラのサイバートラックになってしまいます。ま、アレを後追いする勇気があれば、日産・ホンダもタコマの対抗馬を造れるでしょう。
トヨタすごいなと思うと同時に、大枚はたいて日本車を買ってくれるアメリカ人にはちょっと感謝しております(笑