年末年始はタクシーに乗る機会が増える。旧世代の車両、助手席は危険です

現在運用されているJPNタクシーを除くタクシー専用車は3モデル存在する。1995~2018年まで販売されていたクラウンコンフォート(中身はX80世代のマークⅡ)と、1987~2014年まで販売されていたY31セドリック営業車。そして1993~2009年のクルー(中身はC32ローレル)となる。初年度を見て解る通り、衝突安全性やADAS、横滑り防止装置など厳しい。

東京ですら未だにJPN比率は50%を大きく下回っており、今や乗用車だとほとんど使われていない石器時代の安全基準しか持たないタクシーに乗らなくちゃならない。シートベルトしていたって怖いです。横から当たられたらオシマイかと。ドライバーだってオフセット衝突されると相手が軽自動車だって命の危険性大きい。出来れば古いタクシーは避けた方がいいと思う。

とはいえ年末年始は怖くても乗らなくてはならないケースが出てくる。なかでも危険なのが旧世代タクシーの助手席だ。儀礼的には一番目下の者が座る席とされている。目下だろうと目上だろうと命の価値は同じだと思いますけどね! 旧世代タクシーの助手席、エアバック無し! しかも顔の前には様々な”モノ”が配置されている。あの中に顔面が飛び込む。恐ろしや。

国交省が作った上の表を見て頂ければ解る通り、ここにきてタクシーの事故は増加傾向にある(JPNタクシーの増加で死者は減少)。高齢化が影響しているかもしれません。助手席にお客を乗せたときは速度を極力落として走るとか、高速道路を使わないとかして頂きたいけれど無理か。いずれにしろ旧世代タクシーの助手席の危険性は十二分に認識して欲しい。

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3 Responses to “年末年始はタクシーに乗る機会が増える。旧世代の車両、助手席は危険です”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    出先で乗ったプリウスαのタクシーは広くてよかったので、アレを残してくれたらよかったのにと思います。左後ろドアの中からカチャカチャ音がしていて一発で開かず、ドアを自動にするのにいろいろ苦労していたみたいです。
    地元ではめずらしく最終型シルフィがハイヤーになっていました。プリウスじゃちょっととか、JPNタクシーは…という業者がいたんじゃないかと思います。
    運転手さんもセダンのほうがいいという方がいて、地方ではまだまだY31セドリック、コンフォートが走っています。新しい車はないので融通しあっているのでしょうか。
    MTベンコラ+ステッキ式ブレーキのY31タクシーは風情がありますね、事故は嫌だけど。

  2. ボヤキ爺 より:

    以前タクシー乗務員をしていた友人に聞いたのですが、勉強会のときに会社の幹部に「何故衝突防止装置やクルーズコントロールというような安全や疲労防止に役立つような装置が付いた車種にならないのか。お客様の事を考えたらサイドエアバッグも必要でしょう」と言うようなことを主張したら、「君たちは、運転のプロでしょう」と言われてしまったとのことです。商売道具にお金をかけない、人件費は出来るだけ少なくの体質は変わらないのでしょうかね。私は、ライドシェア賛成です。

  3. にゃぼ より:

    私も常々思っていました。安全性に劣る旧型タクシーは料金下げればいいのに。値段を選びますか?安全を選びますか?

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