水素・燃料電池展で決定的な技術に出会う! 燃料電池車の普及が進まないのは石油利権ですね
個人的に乗用車用の燃料電池はオワコンだと考えながら、水素・燃料電池展に行ってみた。意外なことにけっこうな人気! 欧州と中国、韓国からの出展社も多い。とはいえ面白い内容無し。トヨタとホンダの燃料電池技術、依然として世界のTOPレベルにある。ホンダはCR-Vの燃料電池PHEVを出展していたが、4月1日から水素の大幅値上げにぶん殴られて終了かと。
重い足を引きづってトヨタブースに行くと、ややや! 妙な物が! 何と何と! 燃料電池に電気と水を流すと、水素と酸素が出来るという。考えてみたら世界最初のモーターは、発電機に間違って電気流したら回ったというもの。しかも燃料電池を使った電気分解、猛烈に効率よいという。なんでも56kWhの電力で1kgの水素を作れるそうな。56kWhといえば10円/kWhなら560円分。
つまり太陽光発電などで作った電力(家庭用の規模でも10円/kWhくらい)を使うと1kgの水素を560円で作れる! 4月1日からエネオスで売る水素は1kgあたり2200円。水素を作るのに2200円以上掛かるというのが理由。しかし! 何のことは無い。燃料電池を使う電気分解なら560円。そいつを800気圧にしても、大規模ユニットなら800円くらいで出来てしまう。
800気圧の水素を800円で作れたら、エネルギーコストはガソリン並。昼間に余っている安い電力を使うことで軽油程度のエネルギーコストになる。ちなみに10年間稼働するというから、あっという間に”装置”の償却は出来ちゃう。乗用車用の超高性能燃料電池、凄いポテンシャルを持つ。ホンダが新しい燃料電池を展示していたけれど、これまた水素製造器になります。
国はホンキで水素を推進する気なし。そらそうだ。原油などの輸入金額は年間20兆円規模。政治家の皆さんからすれば利権の塊である。だからこそ国はいつまで経っても水素関係の規制を解かない。このあたり、地熱発電の規制と同じ。すでに原油の代替エネルギーになるポテンシャルを持ち始めたからだ。エネオスの裏切りもなるほどと思う。かくなる上は民間で頑張るしか無い。
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んにゃにゃのにゃ???
革新的な技術は、仮に製品が実用化されなくても、その周辺技術は必ず何かの役に立つと思っています。
なので燃料電池が、水の電気分解に応用できても、別に驚きません。
目ん玉飛び出して、腰が抜けちゃいましたが。。。
(*´艸`*)
ホンダとトヨタ、一部のトラックメーカーや産業界は水素をエネルギーとして使うことをまだあきらめたわけではないようではあります。
利権を崩していくのではなくで、べつの柱を立てることを考えているのではないでしょうか。
ただ、改めて考えると石油は便利…。エネルギーにも化学材料にもなります。取り合いをめぐって戦争になるのもわかる気がします。
で、頑張っているホンダのCR-V e:FCEVの情報のリークが始まっています。車だけで810万円とか。
補助金なんかはどうなるんでしょうかね…。
水素・・・野党がうまいこと国民を刮目させるキャンペーを仕組んで、現政党の利権はく奪パワーをブッパできればいいんですけどね~。水素社会への舵切を国民は納得する可能性は有ると思います。
まあ、新たな水素利権を得られるんだから頑張れよって言いたい。