これがゲームボーイと呼ばれる窃盗団のツール『キー・エミュレーター』だ。15000ユーロ(255万円)で売ってる
最近増えているのがゲームボーイと呼ばれるキーの複製装置を使った自動車盗難である。正式な名称は『キー・エミュレーター』だ。エミュレートとは「模倣」のこと。正しい使い方はスマートキーを無くした時のリカバーです。こういった機器がないとスマートキーを無くしたらいかんともしがたい。したがって正しく使えば合法です。一番下に動画もリンクしておくので、どうやって使うのか詳細にわかります。結論から書くと「とんでもねぇ!」だ。
ゲームボーイと呼ばれる通り、大きさはゲームボーイくらい。上の”売りモノ”は2015~2022年式のトヨタ/レクサス用で、詳細な使用可能車種は下に出ている。価格は2万ユーロだったのが、大幅値引きして1万5千ユーロ(255万円)。使い方は簡単に見える。キー・エミュレーターを持ってクルマに近づき、ドアノブを操作。すると車両からスマートキーに対する電波が出るのでそいつを拾う。で、25~90分すると解析してキー代わりになるという。
キャン・インベーダーより時間は掛かるものの、ドア操作しクルマから離れ解析を待てばいい。夜間に止めてあるクルマを盗むときは使い勝手よいということなんだと思う。トヨタは2021年あたりからセキュリティーを強化しているものの、指紋認証システムまで導入したランクル300の盗難事案が発生していることを考えればすでに対応されてしまっているということなんだろう。こいつを使われたらいかんともしがたいかもしれません。
どう対応したらいいか? ハンドルに物理的なロック装置を付けても大きなハサミでハンドル切られておしまい。輪留めもキー壊される。数十万円する後付けのセキュリティシステムは効果あると思うが詳細不明。とりあえずガレージの中に駐めておくくらいしか対応策無し。出先でもキー付けっぱなしで駐車しておいたって盗まれないような環境じゃないと心配だ。自衛手段には限界がある。やはり警察の頑張ってもらい窃盗グループを捕まえて貰うしかない。
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ん? そんなコトしたら、手の内を真似られて、ますます盗難が増えるって?
はいはい。そんな考えだから、窃盗団に舐められて、やりたい放題されちゃうんですよ。こんな装置がネットで売買されている現状こそ、ヤバいじゃないですか!
国にも警察にもメーカーにも自工会にも、ガツンと言って、目を覚まさせて差し上げてくださいよ。
クルマ好きにも盗難のリアルを示して、怒りと憤りのウェーブを起こしましょうよ!
こういう時は「臭い匂いは元から絶たなきゃダメ」! 日本が総力を挙げて窃盗団を壊滅させ続けることが、一番の特効薬だと思います!
なんとまあ!
狙った車の前でキーレスが使われるのを待つだけ!
255万も掛けて買っても、ランクル二、三台盗んで売り払えば元が取れる。
昔の機械的なキーとキーを指すと解除されるハンドルロックという、昭和後期のセキュリティの出番ですね。
リレーアタックのときに、キーレスの機能や、エンジン掛ける時だけ車内でイモビのやり取りをするように、設定とかで選べるようにしておけば良かったのに、と思います。
メーカーの対応もそんなに早くない気が…
レクサスの場合はマイカー始動ロックで防げるかも?