マイナーチェンジしたロードスターで最も魅力的なグレードはNR-Aになりましたね!
ロードスターの売れ行きが好調である。スポーツモデルとしてはダントツのベストセラーだし、マツダの中でもCX-30やマツダ3と同じくらいの販売台数をキープ。オープン2シーターという特殊なジャンルであり、価格帯も1500ccのベースグレードで300万円と高価なことを考えたら驚くばかり。先日のマイナーチェンジで一段と売れ行きに拍車が掛かった感じ。そんなMCロードスターの競技用ベース車である『NR-A』の試乗会が筑波サーキットで行われた。
果たしてどんな乗り味になっているだろうか? 最初にNR-Aの簡単な紹介をしておきたい。一応競技に使われるクルマとして作られているものの、エアコンに代表される快適装備まで付いており、街乗り用として普通に使える。もちろんカタログモデルだから誰にも買えます。標準車両との違いは、一回り大きな容量を持つブレーキと駆動系、ビルシュタインの専用ダンパー(車高調整機能付き)、シート交換を前提としているためサイドエアバッグレスになっていること。
従来型はマツダコネクトが付かなかったものの、新型になって電子装備を一新。自動ブレーキに代表されるADASを含め最新スペックになった。ロールケージはディーラーオプション。車重は10kg増えて1020kgになったが、日本仕様のハイオク(98~99オクタン)に合わせたためエンジン出力は4馬力向上。これで10kgの増加はチャラ。そもそもLSDレスの990に対し、新型NR-Aは新しいLSDが付く。後述するけれど良い仕事します。
むしろ従来型で人気だった990より全ての点で上。街乗りする時はマツダコネクトも嬉しい。総合的な魅力度は増したと思う。走り好きでロードスターの購入を考えているならNR-Aしかないでしょう。私なら瞬時も迷わない。<続きを読む>
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日本の標準的なオクタン価は海外と比較して高いというのがマツダの見解なのですね。