ついに為替が円高へ動き始めたかもしれません! 年内に120円突破を覚悟すべき
ついに為替が動き始めたかもしれない。7月25日の記事でも書いた通り、お金持ち国であると同時に輸出自主規制でがんじがらめになってる我が国の(自動車で言えば円安になっても輸出出来る国は限られる)為替相場はいかようにも解釈出来る。投資家にとっちゃ素晴らしく美味しい対象です。だからこそ円ドルレートは上がったり下がったりを繰り返す。そこで儲けるワケ。
8月2日の夜になり円ドルレートは146円台に入ってきた。7月10日は161円だった。わずか3週間で15円の円高だ。金融業界筋は140円が攻防ラインになると考えている人が多いようだけれど、果たして140円の理由ってあるのか? もうぜ~んぜん無し! 考えて頂きたい。2021年1月は103円台を付けている。このくらいまで為替が動くと投資家は大もうけ出来るので超美味しい。
もし本格的に円高方向へ向かうのなら、とりあえず100円が攻防ラインになると思う。輸出と為替で利益を上げている企業は激しく凹むことになる。一昨日2024年の4~6月期の決算を発表したトヨタは(過去最高でした)どうかといえば、為替に左右されない経営を目指しているそうな。世界市場をリンクさせることにより、為替で一喜一憂しないように考えているという。
参考までに書いておくと、トヨタの想定為替レートは145円だ。「石橋を叩いても渡らない」と言われるトヨタとあり、おそらく110円くらいまでの円高は想定内だろう。同じくホンダも強い。現地で販売するクルマは現地で作るという戦略を取っているため、為替に左右されないで済む(もちろん円ベースでの収益は落ちるが赤字にはならない)。スズキ、ダイハツも問題なし。
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円高方向に一気に進みましたね。
しかしこんな状況なのにドル円想定為替レートを145円から155円に変更した日産の経営陣って。
申し訳ないが無能を世間に晒してしまってますなー。
数量政策学者高橋洋一さんは年末までに120円程予想。
多分、トランプが出て来るため。
また、ハリスさんなら130円の攻防かなぁ。
為替って人生に似てると思います。晴れの日は続かないけど、雨の日も続かない。わたしは、将棋が好きなので、大山名人が言ってた言葉を思い出します。ホントに気をつけないといけないのは、上手くいっているとき。こんなに上手くいくはずがないと思い良く考えなさいと。商売って儲かっているときに売れなくなるときのことを考えないといけないってことですね。ブルース・リーも同じような意味の言葉を言ってました。そこはトップに立つ人たちの責任なんでしょうね。わたしは一市民として頑張ります笑
神風円安で利益をたたき出した企業が多くあったので、今後の業績に暗雲ただよう企業が多くなりそうなのが心配ではあります・・マツダ。。。
国沢さんも仰ってるように、円高シフトに対しては8090年代に鍛えられ乗り越えた自動車業界を中心に、今時大打撃を被るような主だった企業は多くないでしょうね。逆にいろんな調達コストが下がって、製造業中心にいい方向に向くことが少なくないのではと予想します。
トランプもドル安に持っていくでしょうからこれから15年くらいは120円~140円くらいで安定したら日本経済は落ち着いてくるような気がします。知らんけど。