ベブ。ヘブ。ピーヘブ。アイシーイー。私はめっちゃ違和感ありますよ!

ここにきて様々なパワーユニットが出てきた。自動車業界じゃ妙にカッコ付けて呼ぶ。私からすれば最も違和感大きいの、ベブ/BEVです。「バッテリーEV」の略なんだけど「電気自動車ってバッテリーで動くんとちゃいまっか?」と突っ込みたい。電気自動車とかEVでいいと思う。私は基本的に電気自動車と表記してます。そもそもベブという言霊。あまりイクない。

MIRAIはFCHEVなのにFCEV。そして発音できない(笑)

ヘブ/HEVは「ハイブリッド・エレクトリック・ヴィークル」の略。ハイブリッドって電気と組み合わせる以外のシステムなんか存在しない。だったらハイブリッドかHVでいいと思う。私はシステムを示すときはハイブリッド。車種ラインナップのハイブリッドはナントカHVと表記している。ベブと同じくヘブも言霊イクない。ちなみに”V”だとヴ。ベヴとヘヴですね。

現時点でこんがらがっているのがピーヘブ。文字で書くとPHEV。コレは当初「PHV」だった。プラグインハイブリッドですね。一般の人からすればPHVでも難解。プラグインハイブリッドでいいと思う。私は長いのでシステムとして表記するならPHV。ただ車名としてPHEVを使うケースも多いため、混用しがち。車名だとPHEVにしているが、ピーヘブとは発音しない。

一番の「それなんだよ!」はアイシーイーです。Internal Combustion Engine(内燃機関)を示す。一昔前まで「コンベ」(伝統的な)と呼ばれていたもの。とりあえず純エンジン車のことを言うのだけれど、ギョウカイでけっこう使われるようになってきた。遠からず記事にも使う同業者が増えてくることだろう。私はしばらく純エンジン車でいかせてもらう。

ややこしいのが「電動車」で、時と場合によって電気自動車/その他もあるし、電気自動車.PHV/その他だったり、電気自動車.PHV.ハイブリッド/その他だったり。特に政府関係の規制がでたらめ。為政者に気分によってゴールポスト動きます。電動車という表現だけの記事は、書いている人がナニも解らないという証明なので楽しんでください。

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5 Responses to “ベブ。ヘブ。ピーヘブ。アイシーイー。私はめっちゃ違和感ありますよ!”

  1. kuz より:

    MHEVなんてのもありますね。これがICEに含まれたりするからややこしい。
    BEV~も記事などで表記として見る分にはもう慣れましたが、日常的に会話中で発音される方はベブヘブピーヘブは言いにくいかもしれません。

  2. アミーゴ5号リボーン より:

    電動車の呼称は、動画等でメーカーの経営陣や技術者が話していて、気になっていました。

    BEVもHEVもPHEVも「要はEVの仲間なんすよ〜っ!」と訴求するイメージ戦略なのかしら?

    でもですよ、ベブとかヘブとか、何か通っぽいけど俗っぽくて、DOHCとかターボ、ダブルウイッシュボーン等に感じた、未来感とかワクワク感に欠けますよね。

    それからICEは、ホントに意味不明。これまで内燃機関を寄って集って虐げてきたから、今度はクールなイメージで正当化して復権しようとしている?

    なんて思えるほど、
    「クルマの電動化は混迷している」し、言い方を変えると「多様化を余儀なくされている」と、勝手に妄想しております。

  3. しん より:

    いろんな ”あいの子”(ハイブリッド)が乱立しているので 区別するためにいろんな名前が出てくるのだろうけど、メンドクサイの一言。
    エネルギー源と 動力源、さらには車載発電機の組み合わせだけで すぐに100種類くらいは出来そうなので、そろそろきちんと整理できる呼び名とか略号とかを決めてもらえると良いですね。
    そうはいっても、使い慣れた化石燃料に加えて 回生エネルギー(による電力)を 内燃機関とモーターを並列にすることで上手に組み合わせて最初に世に出したトヨタ式ハイブリッド(THS)は、今でも非常に優れたシステムと思います。

  4. ミノルオヤジ より:

     親方がよく執筆されている「ベストカー」…愛読者です…の編集者に意見していただきたいです。

  5. トヨタ車ユーザー より:

    MHEV(エム・ヘブ)/マイクロハイブリッドまたはマイルドハイブリッドが、電”動”車として扱わると聞いたときには椅子から落ちそうになりました。

    それぞれが”~ブ”と呼ばれるようになったのは、外人の技術者がそう呼んでいるのを聞いてパクってきたからかと思います。日経○○とかマガ〇ンXなんかの車の記事にはよく出てきますね、読み方の注釈付きで。

    電気自動車をバッテリーEV(BEV)というようになったのは、初代MIRAIが出たころでしょうか。バッテリー(電気の載せ方)の部分が、今主流の充電式の電池になるのか、水素を補充する燃料”電池”(これもバッテリーに違いないのですが)になるのかがあったから、後者をFCVとかFCEVと呼ぶのに合わせたんだと思っていました。

    確かに”へ”とか”ブ”とかって、言葉に出すと明るくないですね。
    ツウィンカムとか、ジャグァー/マゼラーティとかは、その性能差やブラントをイメージできてカッコかな。

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