集合住宅の多い都市部ならエンジン車と同じ使い勝手の電池交換式電気自動車がベストながら国はやらない

電気自動車で最も大きな課題になっているのが充電時間だ。エンジン車であれば50L程度の給油なら3分程度。100Lの貨物車も5分あれば満タンになり、そのまま500km以上走れてしまう。電気自動車の場合、電池搭載量を多くすれば航続距離を伸ばせるものの、充電に掛かる時間まで長くなる。しかも電池は重くて大きいため、絶対的な搭載可能量だって限界あります。

「だったら電池を脱着式にすればいいでしょ!」と誰もが考えるんじゃなかろうか。これを実行しているのは中国のNIOという自動車メーカーだ。すでに中国を中心とし、2400カ所の電池交換ステーションを稼働させている。ちなみに中国は集合住宅に住んでいながら電気自動車を購入する人が多い。我が国も充電インフラのない集合住宅を考えた電池交換システムを考えたらいい。

ちなみにNIOの電池交換ステーションは2020年あたりから実用化しており、毎年のようにバージョンアップ。当初は3分程度掛かっていた電池交換時間も、現在稼働を開始している第4世代になって144秒まで短縮されている。2分24秒はガソリンを50L入れる時間より短い。いや、トータルタイムを考えたらガソリン給油の半分以下と考えていいだろう。なぜか?<続きを読む>

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