中国は奥行きが深い。モーターショー会場に1日居ても飽きない! 

いろんな意味で中国は奥行きが深い。ブースを回っていたら良く出来たロボットの撮影をしてた。人間じゃないのはウエストの細さで解る。足の太さくらいしかありませんから。撮影していると思ったら突然動いた! 人でした! 日本の10倍の人がいるだけあり、変わった人もたくさん居ます。ブースで目立つのは三脚を付けたスマホの前で休む間もなく喋り続ける女性達。ユーチューバーか? 

聞いたら「直播」という中国特有の媒体らしい。下は直播の皆さんが”たむろ”している絵。自動車メーカーと契約し、会場からクルマの紹介を生でし続ける。向こう側には少ない人で50万人。多い人だと200万人以上のファンが居るのだという。その人のベシャリと動画を見続けているのだった。自動車メーカーは最低で1日100万円くらい払って生中継してもらうそうな。いやいや面白い!

中には下のような人も居る。人気直播とのこと。今や様々な技術が進んでいて画面を通すと絶世の美女になるそうな。確かに話が楽しければいいです。ユーチューバーより確実に儲かるから人気らしい。少ないメーカーで10人規模。たくさん直播と契約しているメーカーだと50人以上が終日クルマの紹介をしてました。100万円×50人だと5000万円。広告費を考えたら安いとか。

クルマを見ているとプレスディなのに女性が乗り込んでくる。普通の人は入ってこない日です。ディーラーの営業さんのように説明してくれるから有り難い。下はホンダがワールドプレミアした『GT』という電気自動車なのだけれど、ホンダの人は誰も居ない。変わって女性が懇切丁寧手を取り足を取り説明してくれる。日本人だと言ってるのに中国語で(笑)。下の画面はF1モード。

中国の民族系自動車メーカーも同じ。お客じゃないのに詳しく説明してくれる。ハーバルというメーカーでクロカン風のクルマを見ていたら、2人乗り込んできて中国語でクルマの説明をしてくれる。とりあえずスマホの翻訳機能。相手方もその気になればけっこう使える。そんなこんなでクルマの取材をするのには困らない。クルマに乗っていると必ず説明してくれる人が乗り込んできますから。

中国のストロングポイントは多彩な人だと思う。今はまだマナーやルールに欠ける部分があり街中では不快な思いをすることも多々あるけれど、モーターショーのように中国の中でも優秀な人達が集まる場では日本のレベルを大きく超えている。多くの人は「中国」というパターンで話をしているけれど、そんな簡単なモンじゃないです。機会あったらぜひ中国に行ってみることをすすめたい。

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1 Responses to “中国は奥行きが深い。モーターショー会場に1日居ても飽きない! ”

  1. kunisawa より:

    ありがとうございます。修正しました

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