レベルの高い皆さんに知っておいて欲しい日産が突如出してきた次世代プロパイロットの裏事情など
ベストカーで次世代プロパイロットの概要を解説したので、ここではもう少しディープな内容を。実は飯島さん、2022年に高機能プロパイロットの披露をしているのだけれど、この時は「もう処理能力や電力の限界。これ以上は難しい」と自動運転の進化を投げていた。下はその時の車両で、トランクには処理に使うECUなどぎっしり! 電気も喰う!
以来、日産の自動運転技術は停滞していたと思っていた。飯島さんも同じだったようだ。けれど中国などが自動運転をプログラム制御でなくAIを遣うようになってから状況はガラリと変わった。電力消費量はkW単位から200Wへ。開発が進めばヘッドライト程度の100Wで済むという。ただ中国の技術(モメンタ)は使えない。中国政府が海外に出さないからだ。
外観からもシンプルなシステムが想像出来る
100歩譲って出したとしてもアメリカで売れない。そんな時に出会ったのがイギリスの『ウェイヴ』というベンチャー。試してみるとジャジャ馬ながら素晴らしいポテンシャルを感じたという。飯島さんくらい自動運転を追求している技術者じゃないと調教出来ない? 実際、ポテンシャルたるや素晴らしく数ヶ月の開発期間で”ほぼ”今回試乗したレベルに達したそうな。
ちなみにテスラやウエイモだって同じくらいことは出来る、と思っている人もいるようだけれど、日本独特の交通ルールやモードを教え込むには相当の技術的な蓄積が必要。テスラの最新スペックを持ってきても日本だと通用しない。同じようなことがモメンタにも言える。いずれにしろ飯島さんという自動運転マイスターがいたから海外勢との技術者を埋められた。
ライダーはルーフに1個
ちなみにセンサーに高価なライダーを使っているけれど、高速域でのアシスト用。車速を80km/hくらいに限定すれば使わなくても成立すると思う(カメラだけでの高速走行は心配らしい)。ライダー以外はカメラ11個とレーダー5個というセンサー。軽自動車や、使用を一般道に限れば大幅なコストダウンだって出来る事だろう。遠からず10万円が見える?
ということで飯島さんと掛け合い解説など動画で。文字より解り易いと思う。
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何も事情を知らないド素人のくせに、思いつくまま文句を並び立ててしまい、大変失礼致しました。
m(_ _)m
「従来技術では進化がままならず諦めかけたが、英国のAI技術と知見の蓄積が融合したことで、飛躍的なブレークスルーを実現できた!」と知り、本当に素晴らしいと実感!
しかもシステムはリーズナブルで消費電力も少ないときたら、商品化に際して文句の付けようがありません。
システム障害時のバックアップや社会実装への各種対策など、課題はまだまだ多いと思いますが、最大級に期待しております!
ただですね、
唯一文句をつけるとすれば、「値段については上から言うなと指示が出ている」コト。
ひょっとして日産の外様役員と「キーッ」の残党は、このシステムで儲けたれぇと、小商いの皮算用をしているんじゃない?
もうね、日産全車に格安で搭載しちゃいなさいな! 日産ブランド大復活の最大最後のチャンスですぜ!
と例によって、妄想が止まりませんデス。