三重県の国道で発生した6人死傷の事故、メディアは「定員オーバーが原因」。本当か?
三重県の国道で軽自動車がカーブを曲がりきれず縁石に接触。横Gが掛かりロールした状態だったため転倒し、路肩にある立木にルーフ部分が激突と思われる。そのまま屋根を持って、行かれ乗っていた6人のうち5人が亡くなるという痛ましい事故になった。メディアを見ると皆さん「6人乗車が原因」と書いている。本当に6人乗車を「事故の原因」としていいのだろうか?
NHKなど大学の教授が「軽自動車は動力性能が低い。そこに6人が乗ったのでアクセルを踏みすぎた。加えて6人が乗ると曲がりにくくなる」とな。若い男女ということなので平均体重を60kgとすれば360kg。私は90kgなので定員の4人乗って360kgになってしまう。自動車メーカーがそんな危険なクルマを作ると思っているとしたら、完璧な認識不足だと考えます。
そもそも東南アジアに行ったら5人乗りのクルマに8人乗っているなんて当たり前。定員オーバーが事故の原因になるのなら、凄い事故の数になる。重量オーバー=墜落に直結する航空機とクルマを同じように考えている? 日常茶飯時である誤差の範囲といって良い重量オーバーが事故の原因であれば、現在販売している軽乗用車の基準から変えなければならない。
またNHKでコメントしてい大学の先生は一度ターボ付きの軽乗用車に乗ってみたらいい。90kgの大人4人が乗ったってアクセル全開にしなくても余裕で走ってくれる。もちろん高速道路の120km/h区間の流れにも乗れる。むしろ人間の特性として、遅いクルマに乗れば遅く走るというのが普通。「軽自動車はパワーがないからアクセル踏む」と「定員オーバー」は原因じゃ無い。
じゃ何が原因かといえば、単なる速度オーバーです。なぜそこを原因としない?
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