日産関係者、またも「鴻海が追浜工場の買収を断念」という重要情報をリーク。社内は依然ガタガタか?

TV東京が「鴻海は日産の追浜工場の買収を断念した」と伝えている。TV東京だけのスクープなので、日産の関係者がしゃべったということになります。日産、この手のリークが多い。工場売却や企業提携だけでなく、マリノスの件まで日産の発表より前にリーク情報出てくる。この一点だけ見ても日産なにやってんの、と思う。未だ日産のガバナンスはガッタガタのままだ。

日産も強い問題意識を持っているらしく、エスピノーサ体制になり少なからぬ弁護士など投入しチクったヤツ探しを始めた。多くの人が嫌疑を掛けられ、重要な情報を持ってる役職の人を中心に徹底的な身辺捜査をしたようだ。見つかったのかと思っていたら、マリノスに続いて今回の鴻海のリーク情報である。巨額の費用を投入した”チクリ野郎捜査Aチーム”も空振りでしたね。

ちなみに鴻海による追浜工場の購入断念は、トランプ関税によって決まったと考えていい。鴻海、追浜工場で生産する電気自動車をアメリカなどに輸出しようと考えていたんだけれど、トランプ関税により先が見えなくなった。鴻海としても都市部に近いため割高な購入価となる追浜工場より、アメリカに工場作ろうと考えたのかもしれません。鴻海の電気自動車は日本じゃ売れないだろうし。

ということで追浜工場の今後は依然として決まっていない。今後、我が国の自動車販売台数は漸減傾向だと思う。トヨタのみ供給不足状態ながら、追浜工場を購入することより自社工場の新設を選んだ。前述の通り輸出だって出来ない。かくなる上は地域総合開発しかないと思う。ウーブンシティよりさらに大きな規模の「安心して住める犯罪者のいない小都市」を作るなんて面白い。

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