ホーネット
アウトライン
CBR250の流れを引く4気筒250ccを搭載するネイキッドモデル(カウル無しのこと)。ホーネットとは「大熊蜂」(クマンバチ)のことで、リアから見たスタイルが特徴的。凄いのはリアタイヤのサイズ。180/55ZR17というクルマのような太さなのだ。デビューは96年と、けっこう古い。その割にデザインも性能も依然として魅力を失っていないからタイしたもの。2000年式のホーネットを持っています。
エンジンフィール
さすがに小排気量のマルチシリンダーだけあり、振動はほとんど無い。アイドリングからレッドゾーンまでモーターのように回る。最新型に乗ると、ワタシの2000年式よりさらにスムースになっていた。さすが低回転域でのトルクは期待できないものの、高回転まで引っ張れば「これで十分!」と満腹になるくらいパワフル。また、高回転域まで引っ張った時のエンジン音もレーシー。オジサンにゃちょうど使い切れるパワーだと思う。
ハンドリング
軽快! 車重は151キロと平均的ながら、寝かし込みが軽い。それでいてタイヤのグリップ大きいためか、フラつかないから立派。ムカシのバイクのように「寝かし込み軽い=高速コーナーでの安定感低い」じゃないのだ。どこでもベタベタ寝かし込んで行けるほど。さすが登りのワインディグロードだとパワー欲しくなるけれど、下り坂だったら速い! バイクのロータスヨーロッパといった雰囲気です。日本の道にはピッタリ合う。
ライディングポジション
マイナーチェンジで低かったシート高がさらに15ミリ下がった。このくらい低いと、身長150センチくらいの女性だって十分乗れると思う。また、シート位置に対しハンドルは高いので、ロングツーリングでも疲れないアップライトなポジションを取れる。いろんな意味でオールラウンドなロードバイクじゃなかろうか。ちなみにオジサン世代だとホーネットくらいのアップハンドルで、もはや相当なスポーツバイクに感じてしまう。
2人乗り
トルクカーブがスムースなので、後ろに乗っていても疲れにくい。大トルクのバイクだと、加速するときにチカラ入れないとダメ。ホーネットならタンデムでのロングツーリングだって大丈夫だ。運転手にとっても運転しやすいと思う。回せばパワフルだから、イザという時のダッシュ力だってある。また、タイヤサイズ太いため、2人分の重量が掛かった時のハンドリング変化は少な目。いろんな意味でマイルドなバイクです。
おすすめの乗り方
ロードバイクの”魅力”を全て持っている。適当に速く、コーナリングスピードは一級品。エンジンフィールだって質感あってオジサンの気持ちを満足させてくれる。ワタシは「すぐ乗れるバイクを1台持っていないと辛抱出来ぬ!」ということで買ったのだけれど、バッテリーを年中上げながら3年以上付き合い、未だ飽きていない。最近はムスコがよく乗るようになったため、非常に調子良くなった。奥さんや自分の子供とみんなで乗るのもいいんじゃなかろうか。52万9千円。
<おすすめ記事>