VTR

VTR2501VTR1000によ~く似たスタイル

アウトライン

ムカシ懐かしVT250の後継モデル。当時250ccの水冷V型2気筒って革新的なモデルだった。憧れた人も多いんじゃなかろうか。84年の2型は40馬力で44万9千円。VTRと全く同じ値段だ。エンジンパワーこそ32馬力にダウンしたものの、シャシやブレーキ、タイヤなどは圧倒的にVTRの方がいい。そう考えると実質的に安くなったのかも。ちなみにVT250ってインボードディスクブレーキでしたね。

エンジンフィール

VT250は3型で43馬力/12500回転に達した。32馬力/10500回転というVTRのスペックを見ると、物足りなく感じるかもしれない。でも常用回転域のトルクは太くなっており、大幅に扱いやすくなっている。2千回転くらいからアクセル開けてもついてくるほど。ガソリンはレギュラー仕様ながら、暖まってくるとノッキングが出やすくなる。ハイオクを使えば快適です。

ハンドリング

いやいや乗りやすい! これほど軽くバンクするバイクって珍しい。それでいてフラフラしないのだ。寝かし易いバイクはハンドルが妙に軽いものだけれど、直進安定性良好。おそらく基本設計がいいんだと思う。久しぶりに乗った人でも安心して寝かし込んでイケます。パワーもオジサンにとっちゃ適度。アクセル全開でコーナー攻める楽しさが味わえることだろう。年甲斐もなく遊んでしまいました。

VTR2502レッドゾーンは11500回転から

ライディングポジション

現代のロードバイクの中ではアップライトに座る感じ。ロングツーリングにもワインディングロードを攻めるのにも向くポジションだと思う。オジサン世代にゃちょうどいい。レーシーなセパレートハンドルは、自動車で言えばピュアスポーツ。VTRくらいのポジションだとGTカーのようなイメージです。高速からワインディングロード、渋滞路までいろんなタイプ道路を走ったが、扱い易かった。

VTR2503とってもタイトなボディ幅

2人乗り

車体サイズが小さく、エンジントルクも少ないため余裕の走りとは言えない。でもリアシートの乗客にとってみれば加速Gも少なく乗りやすいとのこと。薄そうに見えるシートも案外クッションあって快適みたいだ。250ccクラスのバイクとして評価するなら十分合格点だと思う。リアにキャリアでも装着し荷物を積めばロングツーリングの疲れは大幅に低減するハズ。たまにゃ夫婦でツーリングなども出来ます。

おすすめの乗り方

基本設計が古いため、内容を考えればリーズナブルな価格設定だと思う。久々に買うバイクとして考えればベストか? ワタシなら軽トラックに積んで高速道路を移動。目的地で降ろしてタンデムツーリングを楽しんだりするだろう。もちろん毎日の足として街中で使うのも良い。車体幅狭く渋滞で苦にならないし、ブレーキだってよ~く効く。VT250が好きだった人なら文句なしに気に入ると思う。44万9千円。

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