カワサキ ジェットスキー
「ジープ」や「キャタピラ」と同じく「ジェットスキー」はカワサキの商品名である。したがって「トヨタのジープ」という呼び方がクルマ好きからすればおかしいのと同じく、ヤマハのPWCをジェットスキーと呼ぶの、間違いです。閑話休題。ジェットスキーの特長は「シンプルでいながら高い性能を持つ」といったあたり。
やっぱりライムグリーンがいいっすね!
今回試乗した『ウルトラ250X』というモデル、バイク用の水冷4気筒エンジンを1500ccまでスケールアップ。さらにスーパーチャージャーを装着し245馬力(!)だって! なのに価格は173万円(税抜き)とリーズナブル。ちなみに過給無しの152馬力仕様『ウルトラLX』もあり、163万円。
バイク用エンジンがベースの245馬力
100馬力近くパワー違って10万円差なら、まぁ250Xを買いますな。今回試乗したのは2008年モデルだったが、2009年仕様より『ウルトラ260X』(255馬力)も追加され、176万円。250Xの在庫無くなり次第、260Xになるんだと思う。やっぱマッハ3の時代から馬力上等! 「男だったらカワに乗れ!」か。
しかし! 乗ってみたら意外にもジェントル。私レベルの腕前だと相当頑張って曲がろうとしてもスタビリティを失うことなど無い。聞けば「普通に乗っていて転倒することなどないような設計になってます」。ジェットスキー、イメージしていたより安定性の高い乗り物なのだ。
オトコだったらカワに乗れ!
さすがバイク用エンジンとあって、中回転域から高回転域に掛けてのパワーの出方がスポーティ。コーナー抜けて全開するや「クオーッ!」みたいな回り方をします。フラットな水面なら100kmオーバーの速度からのスロットルオフも全く心配なし。乾燥質量410kgとのこと。
浮き姿はこんな感じ
ジェットスキーのラインナップは、3人乗りの『ウルトラ』シリーズと(過給器付きは馬力表示の数字が付く)、2人乗りの『STX』シリーズ(15Sはミラーなどが付かない競技用)、立ち乗りの『800SX』の3タイプ。おすすめは最上級の『ウルトラ260LX』です。
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