レジェンドが型式指定を受けた自動運転レベル3はスマホ見ててもOKです

今回レジェンドが認定を受けた自動運転の「レベル3」はいろんな意味で皆さん驚くと思う。そもそも自動運転中はドライバーの責任を追求されない。「運転」という行為は全てクルマが担当するため、スマホ見ながらでもTV見ながらでも「直ちに運転を代われる」状況で運転席に座っていればOK。ちなみに居眠りや飲酒行為などは「直ちに運転を代われる」と言えない。

事故を起こした場合、全て無条件で保険が適用される。相手がいる時は事故の責任を画像で判定。自殺行為のような避けられない事故であれば、100%相手側に責任あるということになります。ただし自動運転が稼働できるのは「トラフィック・ジャム・パイロット」(日本語だと渋滞運転手)と名付けらたように車速50km/h以下に限られる(セット時は30km/h以下)。

もう一つ。「高精度地図及び全球測位衛星システム」の情報が入手できる状況じゃ無いとならない。日本ではどの道路が該当するのか不明(私の取材力不足です)。遠からず自動運転可能区間の全貌が解ることだろう。--ということで首とした使い道は渋滞時の運転代行です。渋滞で30km/h以下になったらシステムを稼働させれば「運転は任せた!」状態に。

速度が落ちるのは全て追従する。1度停止したって再スタートしてくれる。ハンドルも切ってくれるし、前に入り込んできたクルマにも対応可能。歩行者だって検知して自動ブレーキ掛けてくれるのだった。そんな状況が50km/hまで続く。50km/h以上になると「運転は止めます!」とクルマから言ってくるから、直ちに運転を引き受けなくちゃならない。

ニンゲンにバトンタッチする際、寝ていたりスマホ見ていたりしたら警告を出す。それでも反応しなければ、何度か警告を出した後、自動停止する。このあたりはレベル2の「運転アシスト」でも実現している安全策だ。今後、技術の進化と共に現在50km/hまでの速度域が徐々に高くなっていく。80km/hくらいまでカバーしてくれたら素晴らしい!

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