ロシア、トヨタや日産、三菱自動車の工場を没収と宣言。どうなっちゃうのか?

トヨタや日産、三菱自動車などはロシアの工場を休止した。これを受けプーチンが「工場没収だ!」と言ってる。果たしてどうなるか? まず工場を稼働させておく、というチョイスについていえば最初から無い。こんな状況のロシアでクルマ作り続けたら、世界中から叩かれる。おっとそれはユニクロでした。自動車メーカーの場合、ウクライナ侵攻が始まった時点で覚悟決めたろう。

工場はどうなるか。残念ながら全く予想出来ない。1)早いタイミングでロシアで革命など起きてプーチンが消え側近も次々と斃れ、資本主義に近いベトナムのような国体になれば、おそらくしばしの準備期間を取った後、生産再開になるだろう。これが世界経済にとって最も良いことだと思う。プーチン、直近の10年でロシアを資源だけ売る貧乏な国にしてしまいました。

2)ロシアがウクライナに侵攻し現在の政権が機能しなくなったら、プーチン政権は生き残る。こうなるとロシアで自動車を生産して販売するなんて不可能。プーチンの言う通り工場没収されてしまう。ただ同じ工場で同じようなクルマが作れるかとなれば、相当難しいと思う。そもそもロシア国内じゃ調達出来ない部品多数。工業国であるウクライナやポーランドから調達している部品多い。

日本の自動車メーカーは大損する。残念ながらやむを得ない。代わりに中国企業が自動車生産をすることになるだろうけれど、ロシア市場の規模を考えたら大きなメリットあると思えないです。ロシアと接近したら西側諸国の多くが中国からの輸出に何らかの制限を掛けるに違いない。ロシアからの安い原油や天然ガス使って生産した製品はフェアじゃないです。中国も伸び悩む。

3)これが一番可能性高いと思うのだけれど西側諸国の応援によりウクライナがロシアを押し返したら、ロシアは引きこもる。西側諸国もロシア侵攻をしないと思う。ロシアは中国とアライアンスを組み”強権国連合”を作るしかあるまい。そうなった時も日本の自動車メーカーにとって存続出来る環境じゃなくなる。2)と同じく工場を没収されることに。結果的に2)と同じ。

総合して考えたら1)のパターンで終わらないと、ロシアは中国と北朝鮮の中間くらいの国になり、そのまま存続する。原油や天然ガス、パラジウムやニッケルなどの金属材料不足も続く。こうなるとロシアを存在しないものとして考えなければならない。様々な見直しが必要になってくるんじゃなかろうか。世界にとって一番リーズナブルなのはプーチン体勢を倒すことです。

 

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