中国、EVタクシー普及へ

『がんばれエコカー』のブログでヒロさんが紹介している通り、杭州市はEVタクシーの運用を開始した。驚くのは規模で、イキナリの30台! やがて3千台まで増やすという。参考までに3千台といえば、杭州市内で運用されているタクシーの半分くらいを占める。郊外に出ないタクシーは電気にしようというワケ。

・ヒロさんのレポート

車両そのものは最近の中国のモーターショーに行けば必ず出展されているEVタクシーで、杭州市はマツダのパクりで有名なハイマの『普力馬』(旧型プレマシーのパクり)と資料のないミニバンの2タイプ。EVタクシーと言えばBYDが熱心ながら、杭州市では採用されていない。”スジ”が違うのだろう。

電池は着脱式。興味深いことにボディ下面からの着脱じゃない。リンクの写真を見ていただければ解るとおり、ラゲッジスペースから4角の乾電池みたいなヤツを引き出して入れ替えるタイプ。日本のメーカーもVWもボディ下面からの電池着脱式が危険だと主張していたが、中国も採用しなかった。

元記事であるCRLのサイトへ

この搭載方法なら走行中に脱落する心配もなし。水たまりを走った時のショートの心配だって無し。その代わり交換に手間取りそうだけれど、報道を信じれば260kgもあるバッテリーを5分で交換できるそうな。だとしたらガソリンなど液体の給油と時間的に変わらない。タイしたシステムです。

参考までに書いておくと、260kg分の電池で80km走れるそうな。電池容量16kWhくらいか? バッテリー重量と航続距離で中国得意の鉄電池だと解る。日産NECのリチウム電池なら120kmくらいの航続距離になり、朝7時から夜10時までの運用なら途中1回の交換で間に合うようになる。

ダイナミックなのはバッテリー交換箇所の整備で立ち上がりから3カ所。さらに4カ所を建設中。杭州市内なら10カ所くらいに交換場所を設定してやれば十分に運用可能になるだろう。というか中国政府は最初からそのつもりで動いてます。今後、中規模都市のタクシーから電気化していくだろう。

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1 Responses to “中国、EVタクシー普及へ”

  1. tm256 より:

    中国では、日本の「EV・PHVタウン」みたいなものに相当するプロジェクトとして「十城千輌」があります。
    これによって、プロジェクト対象となっている都市は、タクシーやバスをEVに順次入れ替えて行く訳ですが、その時にEVを調達するメーカーはそれぞれ地元のメーカーになるという前提があります。
    なので、深センでは地元のBYDですし、詳細は未確認ながら、衆泰汽車は杭州のある浙江省のメーカーです。海馬汽車も本社は海南省ですが、工場とか何らかの拠点が浙江省や杭州にあるのだと思います。
    電池交換の方法ですが、リンク先のサイトにある写真を見て、なるほどな〜と思いました。さすが、人口の多い中国は、これも人海戦術なのかと(笑)。
    技術的にベタープレイスより先を行っているとは思えませんが、あのような道具と手作業の組み合わせなら、高価な電池交換ステーションは不要になるので、確かに初期投資をかなり抑えることができそうです。
    体裁より実利を重んじる中国らしいやり方だと言えますね。
    ちなみに、本家のベタープレイスは全自動で、電池交換の所要時間は現在1〜2分です。軍用技術の転用なので、脱落の心配はほとんど無いと思いますし、東京の約半年に渡ったEVタクシー実証でもそういった話は無かったようです。
    しかし、中国のEV、まだ混沌としているものの着実に進んでいますね。日本もEVではうかうかしてられません。

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