今年のF1の決定的な面白さは充電性能の追求だったりする。エンジンの性能差、ほぼ関係なしか?

今までのF1は何のかんの言ってもエンジンパワーで優劣が決まった。2026年からエンジンパワーとモーター出力の割合は50対50に限りなく近い。おそらくエンジン出力についちゃどんなに差があっても5%程度かと。一方、モーター出力を引き出すのは、充電性能である。走行エネルギーを回生するのだけれど、ホンダのサイトだと1ラップあたり8.5MJと言われている。

2025年までは4MJ程度だったので、2倍ということになる。ただモーター出力は2025年の160馬力から470馬力に増える。回生が8.5MJだと、全く足りない。モーター出力が470馬力と言うことは、回生時も470馬力分を発電出来ると言うこと。そいつをフルに充電出来れば、8.5MJ以上の電力を使えることになる(上限8.5MJはレギュレーションで決められているとのこと)。

ただ同じ8.5MJだったとしてもインバーター性能次第で実際に使えるエネルギーは全く違ってくる。トヨタbZ4Xはマイナーチェンジで航続距離を20%も伸ばした。主な変更点は半導体の改良である。ちなみに8.5MJがインバーターの入り口か、電池の入り口かは現時点で不明。変換効率で軽く10%の差が出てくるんじゃなかろうか。ちなみにエンジン出力は2~4%の差があれば改良を認めてくれる。

一方、モーター関係は何の救済措置も無し。ひたすら技術差である。というか電動化技術を磨くためのレギュレーションに見える。モーターこそ出力制限を掛けているものの、燃費に相当する効率の制限は無し!  同じ8.5MJだったとしても、効率良ければパワーを持続出来る。また、電池とインバーター無制限。既存の技術に無く、これまた未知の世界と言って良い。

ホンダがどこまで頑張れるのか全く予想出来ず。天才ニューウェイ(なぜか多くのメディアは鬼才と表現するが私は王道だと思う)のシャシは煮詰まると思う。ホンダもライバルと同じくらい長い期間を開発に使っている。どうなるか楽しみ。唯一の不安材料は先日行われたプレシーズンテストでライバル達よりデータ取りが出来なかったこと。

メルセデスは3チーム合計1134周。フェラーリも3チーム986周。レッドブル・フォードだって2チームで665周している。ホンダといえば66周。走れなかった原因がシャシにあるのかパワーユニット(ミッション含む)にあるのか明確になっていないけれど、データ不足は間違いない。2月18~20日に行われる2回目のプレシーズンテストでどれだけ走り込めるか、です。

ホンダが世界一の充電性能持つ電池を開発し、世界一の効率を持つインバーターの技術をモノにすれば、日本の未来は少し明るくなります。

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