円安や原油相場上がるとリアルタイムでガソリン価格も上がる。なのに円高や原油相場下がっても‥‥
皆さん怒らないから私だけ怒っても意味ないことを最初に書いておきます。ガソリン価格の指標になるWTI原油価格が下落し、5月5日は1バレル56ドルを切った。ウクライナ侵攻直後は100ドルを突破。直近でも80ドル前後を推移していたことを考えれば2020年以前の相場に戻ったと考えていいだろう。ちなみに世界規模での原油ニーズ減少のため56ドルのキープも難しいんじゃなかろうか。
為替は1ドル=145円程度。この二つの指針だと160円/Lといったイメージである。資源エネルギー庁の調査によれば、4月30日時点の全国平均ガソリン価格で184.5円という。20円以上どこかに消えてしまってます。この件、大手メディアはどこも取り上げないし、資源エネルー庁も問題視しておらず。繰り返すけれど、誰も怒らない。今後どうか。ジワジワとしか下がっていかないと思う。
どこかおかしい。電気自動車の普及率を見ると、我が国は先進国の中じゃダントツに低い。欧州で最も出遅れを指摘されるイタリアで9.2%。これまた「低い」と言われている韓国が7.9%。日本どうかとなれば3.6%しかない。世界で最初に自動車用のリチウムイオン電池を開発し、市販した国ですよ。日本より普及率の低い国って、アルコール燃料を使うブラジルやメキシコくらいだ。
参考までに書いておくと韓国も日本と同じ集合住宅が多い。いや、集合住宅だって駐車場に充電インフラを作ればいいだけ。日本の電気自動車普及率の低さは、国が強い強いブレーキを踏んでいるからに他ならない。羽田空港の200V普通充電、まだ5口だけですから。一方、2050年のカーボンニュートラルというゴールは変わっておらず。今後、どうやってアジャストしていくんだろう?
石油利権の皆さんも、いつかは変化しなければならない。非常に興味深いです。スイッチが切り替われば案外ものすごいイキオイで再生可能エネルギーに進むのかもしれません。株で儲けようという人はカーボンニュートラル系の有力企業を探したらいい? そうそう。燃料電池まで我が国は見捨てた。少なくとも乗用車の燃料電池は10年考えられない状態。トヨタは中国に軸足を移した。
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