大雪で4WDを買おうと思っているなら地上高のあるスバルとマツダが推奨です

今シーズンの大雪に遭遇し「次に買うなら4WDにしよう!」と思った人も多いと思う。しかし! 4WDなら何でも良いと言うワケじゃない。「なんちゃって4WD」だとスプリットミュー(右側舗装。左側アイスバーン)でスタックするし、最低地上高低いと吹きだまりで動けなくなってしまう。街中などに出現する深くて凍ったワダチもお腹擦りまくります。

雪を考えて4WDを選ぶなら、相応のスペックを持っているモデルを推奨したい。まず駆動性能だけれど、当たり外れ無しということで、スバルかマツダでしょう! マツダから。初代CX-5の頃はタイした性能を持っていなかった。けれど4WD担当部門がメチャクチャ頑張ったと思う。雪道試乗会で「スプリットミューの制動性能がてんでダメ!」と憎まれ口叩いて帰ると、翌年対応出来てる!

次の年に「まだら路のブレーキが全くダメ」(アイスバーンとドライが交互に出る道)と言って帰ると、次の年に対応出来ていると言った次第。スバルや三菱のようにアクセル踏んでいけばガンガン曲がると言った「楽しさ」こそ無いけれど、トラクションもブレーキも「安心して曲がる」といった性能も抜群に高い。生活4WDとしちゃ世界TOPクラスだと思う。

なかでも最低地上高の高いCX-5やCX-8は強いです。また、寒冷地仕様を選ぶとヘッドライトウォッシャーが付くのも素晴らしい! これまた「大雪の中を走る時は必要!」と安くない装備ながら通したんだと思う。CX-30は地上高175mmしかないので厳しい。CX-30の開発担当者にアメリカ仕様と同じにすれないいと言ったのだけれど、この人はチーム・ブラックサタンで聞く耳持たず。

スバルもマツダと同じく全て同じシステムの4WDを採用しているため、駆動性能という点からすると当たり外れ無し! どれを選んでも「いいね!」。マツダが電子制御で精密なコントロールをしているのに対し、スバルは基本性能が高い。よ~く曲がります。XVやフォレスターなら最低地上高もタップリ取ってあるため、世界最強クラスの4WDと言って良かろう。

トヨタと日産は良い4WDとそれなりの4WDの幅が広い。RAV4の4WDに乗ると、駆動性能も曲がる性能も素晴らしい! 同じプラットフォームのハリアーなども良いと思う。新しい制御の4WDを採用しているカローラやヤリスの4WDについていえば未試乗のため不明。一方で旧式の4WDも数多く残っており、多くが「それなりに」です。日産は最近雪道で乗ってないので不明。

ホンダは4WDに熱意を燃やしていないため、それなり。例えばフィットのクロスオーバーであるクロスターの4WDですら最低地上高155mmしかない! スバルXVなんか200mmです。おそらく条件の悪い雪道でテストしていないか、雪道担当の意見を聞かないかのどちらか。冬の札幌の市街地を走ったら地上高155mmだとワダチでお腹ぶつけまくる。

雪に備えて4WDを買うのなら、やはり本格的に雪道を考えているクルマを選んで欲しい。優れた性能の自動ブレーキも両立している太鼓判のクルマを挙げると。XV。CX-5。RAV4。ハリアー。フォレスターですね。

 

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