帰国して中国の悪口を書こうとしたら、日本も同じくらいアカンかった件

中国滞在中に中国の悪口書いたら帰国出来なくなる可能性あるため(笑)自主規制してた。日本に帰ったら悪口書きまくろうと思ったけれど、日本もダメになってきましたね~。メンテの良さ&信頼性が日本の優位点だと書こうとしたら、羽田でトイレ入ったらコレですよ。はたまた機内預け荷物を待っていたら出てくるまで30分も掛かった! どうやら羽田空港じゃ普通になっているらしい。

どうやって立ち入るんだ、という突っ込みコメント(笑)

荷物出てくるの待っていると何度も「通関アプリを使え」という係員が回ってくる。この通関アプリ、使いづらい。同行者が係員からアプリ使えとに言われたので「やっている。時間が掛かる」と言ったら「河野さんに言って!」とな! いくら税金使ったのかワカラン通関アプリを立ち上げたの、行政でしょう! いろんな意味で我が国はノーテンファイラーになり始めてる。

おっと中国の弱点だった。現時点で分析すると「ツメの甘さ」だと思う。新幹線、性能良いのだけれど年式の割に薄汚れており、インテリアのクオリティ低い。シート背面のポケットなんか”マチ”の緩さがバラバラ。そしてトイレ汚い。いろんなモノに共通するのことながら、遠くで見たら凄いのに近寄ると厳しいのだった。作ったものの維持は苦手だと考えます。

イキオイや無計画でGOを掛けるのだろう。建設中に作業を止めてしまった建物が新幹線の車窓から見えるし、街中を走っていると誰も住んでいないと思われるマンション群が立ち並ぶ。聞けば人口15億人対しマンションは30億戸あるそうな。こういった場面を見て日本のメディアは「そらみたことか!」と勝ち誇る。で、もう中華バブルは終わる、で締めます。

私がけっこうホンキで中国の取材を始めて16年になるけれど、当時から「中華バブルはもう終わり」と言われ続けてきた。なのに終わりどころかずっと拡大している。建物のオーバーキャパシティだって総合評価でプラスだと思う。ダメになったら放置しておけばいい。それくらい土地がありますから。本当の意味で中国が厳しくなるとすれば、顕著な人口減少となるあたりからです。

上は上海虹橋空港(東京だと成田じゃ無く羽田というポジション)の出発ロビー。電源付きの仕事環境がこんなに多く確保されている。羽田なんか1ゲートに2席くらいですよ。これまたオーバーキャパシティ状態ながら、やってみようというチャレンジ精神を高く評価したい。物価を並べると、新幹線は東京~大阪間くらいの距離で7000円。車内のコーヒー600円。

日本と同じような感覚で焼き肉食べたら1人1万円。高速道路SAのチャーシューメン500円。広い駅構内を移動する下の乗り物は、1人1回200円。空港と上海の街外れを結ぶリニアモーターカー1000円。ホテルは広さを考えたら割安ながら(広いがレベル低い)、レベル感を求めると日本より割高。割安だったり日本と同じくらいだったり割高だったりします。

中国人が日本に来ると、おそらく秩序だっていて静かで清潔で繊細で様々なモノがコンパクトながらクッキリしており、美味しい食べ物が安いと感じることだろう。ダイナミックな中国に対し、精緻な日本というイメージかと。この点は中国に対してだけでなく、世界水準からしてもレベル高いと思う。ここを徹底的に伸ばして行けば日本の存在感はキープ出来る。

私のWebを読んでいる人は皆さんレベル高い。そういった皆さんが積極的に外国へ行き、日本の弱さと強さを再認識して頂きたく思う。心ある人だけでいいから我が国の優れている点を伸ばしていくことが大切だと考えます。まずは玄関である空港のキャパシティやファシリティから見直さなくちゃ。身近に関係者が居る方は積極的にアドバイスしてやってください。

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4 Responses to “帰国して中国の悪口を書こうとしたら、日本も同じくらいアカンかった件”

  1. 薫くん より:

    「きけん立入禁止」だ!

    立ち入るのはちょっと難しそう!

  2. z151 サンバー愛好者 より:

    夜中に小さなおっさんが立ち入るのかな、とか妄想しちゃったおっさんです。(笑)
    どこかの自動車メーカーみたいに「やっちゃえ!中国!!」というのが空気感だとすると、モンゴロイド系よりコーカサス系の血がどこかに流れているのかも。
    失敗を恐れないというか、まずは形を作ってから考えるというのは、今の無駄を許さない・許す余裕のない日本にはない発展の仕方です。
    失敗できないからやる前に細かいところまでネガティブ要素の洗い出しをやって、それでもプロジェクト自体がポシャる、それが今の日本。
    そりゃ生産性も上がる訳ないわ!
    できた製品は最初から「欠点を潰し尽くした製品」なので角もなくなって丸くなっているけれど、発揮する性能は最先端ではない、みたいな。
    日産ノート100万台リコール!みたいなのがニュースになるって「欠点潰しきってないじゃないか!」みたいな謎の怒りもあるのかも。
    その欠点を対策したのがリコールだと思うのですが。
    最近怒りっぽくなったなと自覚するならば、もうちょっと激辛トウガラシ食べるの控えてカルシウム摂った方がいいのかも。

  3. トヨタ車ユーザー より:

    >「ツメの甘さ」だと思う。
    日本企業の中国工場製だとその辺は気を付けるものの、やっぱり中国オリジナルだとバラツキがまだあるのですね。
    BYD ATTO3が、欲しい人には評判がいいものの(ハリアーに似てるし)個人的にはそのばらつきがどう影響するのか読めないところで「うーん」と悩んでしまいます。
    向こうの製品を待って来てバッジだけつけているア〇リスオーヤマのエアコンで当落線上と言う感じです。ホームセンターに行くとパナソニック製も並んでいるので、そちらを選んでしまう感じです。
    やはり日本に足りないのは踏ん切りと勢いなのかな。

  4. Mumbaikar より:

    まあ日本もちょっと前までは汽車のトイレ(含む新幹線)や公衆便所はオゾマシイ場所でしたね。大体東海道新幹線なんて最初の頃のトイレはしゃがみ式+小便器でしたし、在来線の列車はタレ流しでしたからね。それに比べれば本当に進歩したもんです。

    中国にも同じ道をたどってくれることを期待しましょう。というと「中国ナンて」という人がいるかもしれませんが、同じ華人国家のシンガポールはトウの昔にきれいな公衆便所や公共交通機関を実現しているので、決して侮らない方がよろしいかと…

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