政府は突如走行課税を打ち出してきた! 狙いはナニ?

自動車に対する税金の掛け方を変えようとしているようだ。どうやら走行課税にしようと考えているらしい。狙いは簡単だ。税金の負担が少ない電気自動車対策であります。現在の税制も事実上の走行課税と言って良い。ガソリン1L使うと58.1円の走行税を払っているようなモノですから。10km/Lの車両で1万km走ると1000L使う。5万8100円の税金を払っているのと同じこと。

只でさえハイブリッド車の普及により燃料消費量減っている。燃費良いクルマだって増えた。おそらく20年前と比べガソリンの税収は半分くらいになってると思う。その上で電気自動車は税金無し。今後、電気自動車が増えてきたら税収減るばかり。これからさらに減ったら、道路作る財源も不足するということなんだろう。--ということを表だって言いたくない。

メディアの反応はバラバラ。中には「レンタカーやカーシェアなどが増える時代を見越したもの」みたいな解説まで出てきた。確かにレンタカーの平均走行距離をみると個人所有者の2倍近い(全国平均で1万8千km)。電気自動車と同じく将来的には課税していきたいということだと思う。総合的に考えれば整合性あると考えます。ただし! ガソリン諸税の大幅減税が大前提です。

ちなみに前出の10km/Lのクルマで58,1円のガソリン諸税なら、1km走行で5.81円の走行税になる。ガソリン諸税を撤廃し、1kmあたり5.81円の走行税とすれば負担増無し。されどガソリン諸税を見直さなければ純増になってしまう。公共の交通機関の無い地域にとってみればトンデもない話。燃料課税が低いディーゼル車だって増税になる。二酸化炭素排出量削減に水を差します。

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