新型レヴォーグのエンジン技術者に「ガソリンに清浄剤は入れるべきですか?」と聞いてみた

エンジン内部にスラッジ(燃え残りの炭化物)が溜まる件、新型レヴォーグの新世代レギュラー直噴ターボを開発した技術者に聞いてみた。まず「新しいエンジンもスラッジは溜まりますか?」と真正面から質問すると、即座に「溜まります」。驚くほど明確。久々にスバルらしい技術者ですね。そして続けて「特に付着しやすいのがシリンダー内にあるインジェクターです」。

説明するまでもなく直噴はシリンダーの中に噴射口がある。ここにスラッジ付くと設計通りに霧化しないのだという。WRX S4に搭載されている直噴ターボも、清浄剤無しのガソリンで1万kmくらい走ると付着が始まるという。どうしたらいいか聞いてみたら、これまた明確。「清浄効果を持つ燃料添加剤を1万km毎に入れて頂ければバッチリです!」。ソウナノネ!

さらに「スバル純正でPEA入りの燃料添加剤も出してます」。なんだかさんざん論議していたテーマにアッサリ答え出ちゃいました。だとしたら清浄剤入りのハイオクを使っていたら問題無いと言うことなのか? するとこれまた明確。「ハイオクはオクタン価が高いですけれど着火性という点でレギュラーより厳しいです。ですから新型レヴォーグにはレギュラーを入れてください」。

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ハイオクを入れても何のメリットもないばかりか、性能が悪くなるという。着火性悪いと言う件、私も何度か書いてきたこと。しかも着火性悪いとススも発生しやすくなる。新型レヴォーグにハイオク入れたら性能落ちてススも溜まりやすくなるということ。他社もレギュラー仕様にハイオク入れたら同じだと思っていい。レギュラーでノッキングするの、燃焼室にスラッジ溜まってるからだ。

新型レヴォーグの直噴ターボ、清浄剤を使わなくても問題無く回るという。でもコンディションを最良の状態でキープしたいなら、1万kmに1回と言わず、5千kmくらいに1度のタイミングでPEA入りの燃料添加剤を入れればいいということです。PEA入りの燃料添加剤ならどこでもOK。自分が信じられるブランドを使えばいいと思う。マツダの直噴ガソリンもPEA入りの添加剤をすすめておく。

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直噴エンジンは基本的に全てのメーカーが同じ状況だと考えていいだろう。したがってハイオク仕様であればシェルのVパワー入れていたなら問題無し! 私のWRX S4は基本的にシェルです。でも他の銘柄のハイオク使っているなら、これまた5千kmに1度くらいのタイミングでPEA入りの燃料添加剤を使うことをすすめておく。オイル交換のような気持ちで! 悩みの種が一つ解決しました。

吸気バルブ手前に溜まるスラッジを最も簡単に落とす方法は取材中です。

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