日産、事実上の引責辞任となった内田誠氏や星野朝子氏らに6億4600万円の慰労金を払っていた件!
多くのメディアで報じられている通り、内田誠前社長と、坂本秀行、星野朝子、中畔邦雄前副社長に対し計6億4600万円を払ったことが判明した。日産に限らず株主総会の前に通知書を発送するのだけれど、その中に日産を大赤字に追い込み引責辞任となった戦犯への「退職慰労金」という名目である。ちなみに日産は税金と関係ない民間企業なので、基本的には全く問題ない。
大株主が反対しなければ問題なし
ただ関係者からすれば「Throwing good money after bad」という話です。納得いかないのは「だれが報酬額を決めたか」という点だと思う。この4人が決めたというのなら、根本的におかしい話だ。引責辞任する際、有り金の中から好きなだけ持って行くということである。一般的には「報酬委員会」が決めること。つまり報酬委員会のメンバーの気持ちと言い換えてもいい。
普通なら「皆さんが経営に失敗して危機に追い込んだ会社を再建するため報酬はありません」と言うべきなのに、誰が考えても巨額の「ご苦労様でした金」を決めたのである。報酬委員会のメンバーも退任していればいかんともしがたいけれど、今も残っているなら人員整理の対象になった人や工場閉鎖で経済的な痛手を受ける人からすれば「なんだよ!」ということになるだろう。
この流れを止められるのは株主しかいない。逆に株主が「いいよ」と認めるのなら、外野が騒いだって意味なし。現在の日産は単独で拒否権を発動出来る大株主が存在しないため、株主の皆さん達の意思ということになる。ただ人から怒りを買うのは賢明ではないと考えます。時に金銭が絡むと好ましくない。引退後、のんびり&自由に過ごしたいのなら、4人は報酬を辞退すべきかと。
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6月に株主総会が行われるそうですのでさてどうなるか?JPモルガンなんて物言う株主の代表格じゃなかったですかね?普通に考えれば集団株主起訴になるんじゃないかと思いますが。こんなこと許していたら本気で日産は不買運動起こされたりユーザーも離れてしまうのではないでしょうか。
SONYを傾けた無能のストリンガー氏でも八億の報酬を辞退したとか。まあ報酬返還などしなかった恥知らずな死神原田って輩もいるけど。
でもこれでたとえ倒産してももう国の援助は無理じゃないんでしょうか?税金投入する条件に役員報酬の問題もあったはず。
私が昔聞いた話に某HDDメーカーの東南アジア総括本部長って役職の人は年俸5億でその条件が毎年右肩上がりに業績を伸ばすこと、達成できない場合は報酬全額返還さらに損害賠償だそうです。凄く厳しいですがだからこそ高額な報酬を手に入れることが出来ます。
日産みてると外資系は実力主義ってのは大嘘ですね。
泥棒に追い銭。悪銭身につかず。
これからの問題は、予定されている人員整理。
間接部門だの、事務系職員が対象になるようですが、高給取りの外国人社員を整理対象にできるか?
新社長自体、メキシコ日産からめぐりめぐって本社に来た人ですから、すんなり整理できるのか・・・
そろそろ工場の廃止が具体的になりますが、日産車体平塚工場はなんとか全廃できても、追浜は部分的になりそうな気配がしますね。追浜を全廃するなら、横浜工場のエンジン生産をいわき工場他に振り分け、現在行われている全個体電池のパイロットラインが量産化まで漕ぎつけるまでしのいで、登記上の本社所在地とエンジンミュージアムだけ残したら、横浜工場の方が固定資産税の削減と土地活用では有利な気がしますね。
だからスカしたエリート層は、似非セレブだらけなんだよね。日産の役員連中は、特にそう!
本当のセレブは、ビル・ゲイツさんやモリゾウさんみたいな方ですよ。
ゴーンをはじめとして、なんとかリゾートの元副社長もそうだけど、どんなにセレブを気取っても、所詮は自分第一・お金第一の守銭奴ばっかり。
少なくとも日産を壊滅させた腐れ外道どもには、是非とも株主総会で鉄槌を食らわして頂きたい。
すっかすですよ、
このプランが出てきたということは、役員を派遣している大株主のルノーも承認済みということ。大株主も、同じ穴のムジナということですわね。もしそうなら、怖すぎデス。
以前書き込みさせて頂きましたが、この構図はあまりに酷くて、正義感からでは無く、適正な処遇とは思えないのです。
心情的には社員に向けて土下座すべきとは思いますが、それは過剰で得るものもなく私刑になるので求めませんが、退職慰労金は自主返還するのが最低限求められる対応でしょう。
そういえば、日産リバイバルプランの時に、ゴーンが日本流関係会社の株式持ち合いを止めましたね。
今の株主リストを見ると、ルノー系の他は、足元の株価最大化を目論むファンドが多いみたい。
ということはですよ、
人材育成とか技術開発という何よりも大切な仕込みやプロセス、中長期的な視点よりも、今が良ければ全て良しで、生産設備の最適化を大義名分に株が上がるなら何でも売ったれ〜の刹那的な判断が尊重されそう。
なんだか新社長は、戦で大敗して撤退する軍のシンガリを押し付けられたように思えてきました。まあ新社長も、その戦の将のひとりだったから、頑張って下さいとしか言えないけど。。。
ここまでになると、日産の再建案はもう国有化しか思い浮かびません。