連休最終日は命を預けているタイヤのチェックなど。こんなヒビがあったらどうすればいい?
会員掲示版でタイヤのヒビが投稿されていた。下の写真は『NEWNO』というブリヂストンのベーシックタイヤ。写真を見るとトレッドゴムとのショルダーにヒビが入ってる。トレッド面を見ると”ほぼ”減っていない。ショルダーに異常摩耗なく、サーキットや峠道を攻めたような形跡無し。トレッドとショルダー、しっかりエッジになってますから。サイドウォールも問題無し。う~ん!
ちなみにタイヤの構造は下のようになっている(図柄/ブリヂストン)。トレッドとショルダーに使われている部材がひびを作っているんだと思う。「加硫」というタイヤの部材を貼り合わせて作ったベースを金型に入れ、熱と圧力を加える工程の問題かもしれません。普通、こういったタイヤを見るとディーラーなどじゃ「車検が通りません。交換です!」となり、文句無しに交換されてしまう。
実際、車検/タイヤのヒビで検索すると、軽度なら問題無いがケースバイケースとなっている。タイヤメーカーの交換推奨判断も「ヒビは要交換」という流れ。ちなみにタイヤの製造時期は2022年49週なので2022年11月27日になる。2年半だ(製造国は台湾)。写真の通りバリ山。これで交換だと言われたら文句言いたくなる。興味深いことにNEWNOは台湾だけでなく5か国で作られている。
ブリヂストンによれば商品や生産国によるひび割れ性に差なしと明記してある。上のタイヤが個別の問題じゃ無ければ、どこの国で作った全てのタイヤも2年半でトレッドとサイドウォールにヒビが入るということになる。これ、少しばかり心配です。そもそもこの部分にヒビ入ったタイヤでサーキットなど走ったら完全に剥離すると思う。ヒビの部分から融雪剤など混ざった水がしみこむのもイヤだ。
はたしてどうか? こういった内容を記事にすると必ずブリヂストンの担当者まで届く。何の反応もなければ安全性に全く問題無しということで気にすることは無い。タイヤメーカーに限らず日本の自動車産業関係者はこの手の問題でウソは付かない。特にタイヤ業界は「はがき4枚の面積で命を預かっている」という自覚を強く持っている。10日程度で続報をお届け出来ると思います。
<おすすめ記事>
BSグループのファイヤストンは、2万キロ持たなかった。
ベーシックグレードは、日本のメーカーでも、行き届かないのかなと思いました。
安くても安心と思って、がっかりするより、
期待しないでこんなもんかと思えるアジアンタイヤの方をチョイスしてみようかと思いました。
警戒して、点検も怠らないしね。
そこは天下のブリヂストン。品質に対する信頼は、盤石たるものがありますよね。
自分でも記事の写真がアジアンタイヤなら納得するけど、ブリヂストンと聞けば「そんなバカな!」と思いますもん。
メーカーからしたら「廉価版とレグノを同じイメージで捉えちゃ困るよ〜!」というのが本音かもしれないけど、ブリヂストンというブランドって、それくらい信頼されているんですよね。
これを理不尽と捉えるか、ありがたいと捉えるかで、ブリヂストンの明日が決まってくるんじゃないかしら。
くれぐれも「使い方によって劣化度合いが異なるため、云々。。。」という通り一遍の回答はご勘弁。
「該当する台湾ロットを調査したところ」といった技術的な調査や、「稀に〇〇時に発生することがある」といった具体的な回答を期待したいと思います。
僕はBSの安タイヤは費用対効果的に評価低いです。
ただ別の某日本メーカーも同様の肩の劣化で、最近の性能要求からしたら低グレードタイヤはこんな現況かと。
(面白いのは上記某は製造国日本に変更後に劣化しましたww)
お客さんによってもう一段グレード高いのか、逆に安い台湾KENDAタイヤとかお勧めしてます。
自家用にKENDA使ってますが、ほぼ劣化は普通です。