「スバルのストロングハイブリッドはどうか?」と聞かれることが多い。率直な印象など
スバルがトヨタTHS2の基本構造を使うストロングハイブリッドを発表した。本来なら5年くらい前に出てもおかしくなかったものの、当時の経営陣はアメリカで利益を上げていたのに技術投資をせず。現在CTO(車両開発総責任者)の藤貫さんがいなければ、さらに遅れていたことだろう。というか、スバルも日産のような状況になってしまっていたと思う。
ほぼフル装備で383万3500円
ハイブリッドのシステムは前述の通りTHS2なのだけれど、制御はスバルの開発。今まで日産やマツダもトヨタのシステムを使ったけれど、いずれもエンジンをトヨタ製から自社製に変えただけ。エンジン出力はトヨタと全く同じに調整している。よってソフトは100%トヨタだった。スバルは独自開発。そんなことからトヨタと違う味付けも可能。
ジックリ試乗したワケじゃないものの、4WDシステムが良さそう。トヨタも日産も三菱もモーターで後輪を駆動している。モーター駆動、前後の駆動力配分が自由に出来たり、後輪の駆動力を前輪より先に立ち上げたり出来るというメリットを持つモノの、高速巡航時の駆動力配分やアクセルオフ時のエンジンブレーキ(回生)のダイレクト感を出しにくかった。
スバルは前後輪をドライブシャフトで繋いでいるため、滑りやすい下り坂での安心感が高い。おそらく雪道を走らせたら明らかにライバルより勝ると思う。一方、クロストレックという車種のため、ラゲッジスペースなど広いと言えない。競合車となるハリアーやRAV4、エクストレイルより装備内容を考えたら割安の価格設定ながら、4人で乗ると荷物が厳しい感じ。
ということで、スバルのストロングハイブリッドを考えているのなら、新型フォレスターなど待つのも手。ハイブリッドシステム自体、良い仕上がりだし、4WDであり滑り易い状況で強いことを考えれば燃費だって納得出来る。いずれにしろスバルにとって重要なパワーユニットになることは間違いなし。気になる人はぜひディーラーで試乗してみたらいい。
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確かにその通りだと思います。
北米には当時のインプレッサXVにPHEVがあったのだから、そのまま技術投資を続けていればソルテラを踏まずに独自BEVを出せたはず。
ホンダのような軟弱なHEV+機械式4WDならさっさと前後モータ式が良いと思います。スバルのように強力な4WDであればHEV+機械式4WDが良いです。
本命はフォレスター待ち。フォレスターに乗るなら2.4Lでも納得です。もちょっと早くリリースできていたならアウトバックの延命もできただろうし、アセント(北米)にも載せられたでしょうに…
ホンダのフリードもドライブシャフトの4WDです。
地上高はありませんが荷物は積めます。
ホンダの四駆ですが、どんなもんでしょうか?
豊田スタジアムで国沢さんの走りを拝見しました。
いやぁスムースでうまい!感心しました。
この人のインプレッションなら信頼できると思った次第です。
他に目についたのはフォルモーと豆腐店ですかね。
スタジアムで見といて良かった、あとはお疲れさまでした。これからも頑張ってください。