「ハイブリッド電池」って何? 電気自動車の電池は着実に進化している。日本、追いつけるか?
知っている人は知っていることながら、電池には2つの方向性がある。人間の赤筋と白筋のようなもの。白筋は瞬発力に優れ、赤筋は持久力を持つ。この比率は変わらない。100m走の選手は白筋のカタマリのようなもの。マラソン選手って赤筋ばかりです。電池も同じ。出し入れが早く&大量に出来るタイプと、出し入れ遅いけれど容量を稼げるタイプです。これを組み合わせる。
イメージとしちゃ現金と銀行預金のようなもの。現金は便利ながら大量に持ち運べない。銀行預金だと引き出しすのに一手間必要。例えば現在主流になりつあるLFP(リン酸鉄リチウム)電池は低温に弱い。マイナスになるとがっくり性能を落とす。これを低温に強い電池(例えばマイナス40度も平気なナトリウム)と組み合わせると、どんな温度帯でも使える電池になる。
同じLFPであっても、比較的低温に強く、瞬発性に優れる白筋のような特性を持つタイプと、出し入れに時間掛かるが持久力のあるタイプを組み合わせれば一段と使い勝手の良い電池になる。遠からず高価ながら高い性能持つ全固体電池とLFPを組み合わせたような電池も出てくるんじゃなかろうか。すでに中国では市販に向けた開発が最終段階にさしかかっているようだ。
翻って我が国はどうか? そもそもLFPの普及自体、遅れに遅れている。トヨタのみアメリカの工場を立ち上げるなど着実に動いているものの、マツダなんか「しばらくや~めた!」。日産と話をしていてもLFPの導入で時間掛かってる。ホンダだってゼロの評価次第じゃ電池どころじゃなくなるかもしれない。ハイブリッド電池の話など全く出てこない。出遅れたように見える。
ナトリウム電池、レアアースやレアメタルに代表される”ややこしい材料”はほぼ使わない。なんたって正極剤が「塩」ですから。といった意味じゃ日本が積極的に取り組む電池だと思う。なのにやらない。電気メーカーからすれば素晴らしいチャンスなのに。採算ベースに乗るのはいつになるか見通しすら付かない南鳥島の資源に投資するよりずっと安価で近道です。
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