「日本」というブランド
夏休みシリーズです。
海外旅行に行ったことのある人なら理解して頂けると思うけれど、日本人は割とおもしろがって貰える。どこから来たのか? と聞かれ「日本」と答えると、皆さん明確なイメージを思う浮かべるようだ。もちろん人によっても違うかと。クルマを思い浮かべるかもしれないし、アニメかも。
ようするに「特徴のある国」なんだと思う。もう一つ。日本人というと、中国や韓国など一部の国を除けば「平和を愛する国民」だと認識されている。大雑把に表現すれば「勤勉で平和を望む」みたいなことなんだろう。このイメージ、主として戦後の日本人達が作り上げたものです。
何のかんの言われながら、私たちの先輩は苦労しながら素晴らしい「財産」を残してくれたのである。翻って私の世代は次の世代にナニを残せるだろうか? 直近の状況を冷静に分析すると、あまり芳しくありません。存在感も急速に薄くなってきた。マレーシアで乗るタクシーもレンタカーも韓国製。
もうすぐ敗戦の日である。戦争は多くの人を悲しませる割に、得るものって少ない。日本が尖閣を巡りもし中国と大きなトラブルになれば、莫大なダメージをを受けることだろう。少なくとも自動車業界はどうなるのか想像すら出来ぬ。自動車業界に限らず、投資したモノを全て失う。
原発の処理にしても次の世代に多大な出費を強いることだろう。現状のまま放置したらタイヘンなことになりますから。もんじゅ一つ取っても、現状を維持するだけでお金を垂れ流したままになっている(年間予算199億円。1日当たり5400万円)。国債という借金も増える一方だ。
しかし。こんなこと書いても世の中ナニも変わらない。私よりもっと影響力のある人が書いても大差無し。ただ戦争が終わった夏の日に、そんなことを考えるは悪いことじゃないと思う。私は日の丸付けたラリー車でマレーシアを走ります。感じの良い日本人のオヤジの姿をアピールしたい。
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