「電動キックボード = 危険」って誰が言ったの? という研究結果が出たそうな。読んでみたら
ニュースをチェックしていたら「電動キックボード = 危険って誰が言ったの?」という記事が出てきた。内容を見ると「自転車でも電動キックボードでも乱暴な人は乱暴。安全な人は安全。むしろ制限速度のない自転車の方がスピード出すし、停止からの発進が面倒くさい自転車は一時停止も守らない。だから近畿大学の構内という条件ながら電動キックボードが危ないワケではないという。
近畿大学のレポートということなので、これを読んで「なるほど!」という人も多いんじゃなかろうか。そもそもレポートを書いた人がそう思っている。この考え方で全体を俯瞰してみると「クルマの事故は全て人が原因」ということになります。実際どうかと言えば、自動車に限らず「道具」というのは長い時間を掛けて技術を磨き、人のミスがあってもある程度カバー出来るように昇華させる。
私は電動キックボードを愛用してます
自転車という乗り物は100年以上掛け「移動の道具」として改良を続けてきた。一方、電動キックボードはキックボードという遊び道具(文化ですね)をベースにしており、移動の道具(こちらは文明です)と根本的に違う。例えば車輪の大きさ。安定性や、路面のロバスト(デコボコや目地)を考えたら大きい方がいい。一方、キックボードの車輪は小さいまま。溝などあれば簡単に転倒してしまう。
近畿大学のレポートを見ると、電動キックボードと自転車でスラロームなどの運動性テストや、緊急回避操作などのチェックはしていないと思う。電動キックボードで運動性チェックしたら酷いモンです。自転車とレベルが違う。自転車で多少ムチャな運転してもリカバリー出来るが、電動キックボードじゃ無理。専門家は視野が狭いため、現地現物は考えない。そんな見識で結論を出されたら、いかんとしがたい。
電動キックボードは危ないです!
追記・以下のようなコメント頂きました。
・近畿大学理事長は元経済産業大臣、元自民党幹事長の世耕弘成氏
・近畿大学経営戦略本部長は世耕弘成の弟である世耕石弘氏
世耕弘成氏は経産大臣と党幹事長時代に電動キックボード普及への道筋に尽力し22年4月の道路交通法改正に関わった政治家です。また同年11月には近畿大学構内で電動キックボード有償シェアリングサービス「Luup」の実証実験を実施し弟の世耕石成氏が在阪メディアに多数露出していたのを記憶しています。
当時、電動キックボードのヘルメット着用義務に前のめりだった警察庁に対して、普及率低下を懸念した世耕弘成氏は圧力をかけて骨抜き事は周知の事実です。国沢さんも良く言われるように、利権構造の中に居る人間組織は、我が利>人命なんですよね。
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・近畿大学経営戦略本部長は世耕弘成の弟である世耕石弘氏
経産大臣と党幹事長時代に電動キックボード普及への道筋に尽力(ぷっ)し22年4月の道路交通法改正に関わった政治家ですよね、世耕弘成氏は。
また同年11月には近畿大学構内で電動キックボード有償シェアリングサービス「Luup」の実証実験を実施し弟の世耕石成氏が在阪メディアに多数露出していたのを記憶しています。
当時、電動キックボードのヘルメット着用義務に前のめりだった警察庁に対して、普及率低下を懸念した世耕弘成氏は圧力をかけて骨抜き事は周知の事実です。
国沢さんも良く言われるように、利権構造の中に居る人間組織は、我が利>人命なんですよね。
いつも正しい見識と啓蒙をありがとうございます。
この人免許持ってないのか一昔前のスクーターとか乗ったことが無いのではと思います。タイヤ径が10インの一昔前のスクーターはとにかく危険、路面の凹凸にかなり影響を受けて穴でも有ろうなら即座に転倒は当たり前。昔ヤマハのJOGの10インチモデル乗っててあまりの危なさにスーパーカブに乗り換えました。
自転車マニアが乗ってる8インチとかの小径車でも発進時にふらついて危ないくらいです。私も12インチの小径車持ってますが
https://folding-bicycle.diy-lab.com/p_493.html?cPath=2_76_241
12インチですら安定しているとは言えません。路面の状態が非常に良ければ話は別ですが。電動キックボードも12インチくらいのタイヤ履いてればまだましですがそもそもポジションが出鱈目なんで危険なことには変わりは無いですね。
昨年、LUUP社長が「違反者は一部」と発言して炎上したそうですね。
タイムズカーシェアは結構な田舎でもサービス展開しており、また、電動アシスト自転車シェアのハローサイクルも地方都市でも貸出ステーションがあるのに対して、LUUPは都心と観光地にしかなく、前述の発言などみてしまうと、やはり利益追従しか考えてないんだなと、感じてしまいます。
社会に対してどう貢献するかを考えていかないと、今後、LUUP社が疎まれていくか、歓迎されいくか、評価は二分されるでしょう。
個人的な読みでは、子ども安全に載せられる、かつ、高齢者も安心して乗れるキックボード相当なもの開発・導入した海外企業に駆逐される可能性はあるかなと感じています。