「WRXにSTIは無い」とスバル・アメリカが発表。アメリカも燃費規制強まる。マツダ大丈夫か?

予想されていたことながら、新型WRXにSTIは無いとSOA(スバル・オブ・アメリカ)がコメントを出した。なぜ予想されていたかといえば、良いエンジン無いためだ。WRX S4に搭載されている2400ccターボ、開発担当者に聞くと「S4に搭載されている275馬力がギリギリなんです」。俄に信じられなかったけれど考えてみたら375Nmというトルク、2000cc時代の400Nmに届かない。

私のデビューラリーは丸目

トルク出せないということは、強度がギリギリということ。STIとなれば300馬力+α欲しいところながら、エンジンに相当手を加えないと難しい。もちろんたくさん売れるならコスト掛けたってモト取れるものの、バイデン政権になってから燃費規制が再び厳しくなってきた。エンジンに投資して売れるという経営判断を出来なかったんだろう。ソルテラで平均燃費を稼げないのか?

WRX初出場は涙目

ソルテラがドカンと売れるならSTIも作れたかもしれない。もしかしたらソルテラをアメリカのメディアに試乗させたのかもしれません。日本と同じような評価だったとするなら、アメリカじゃアイオニック5に勝てないと判断した? ソルテラとアイオニック5どちらも試乗している私からすれば、韓国車忌避の空気強い日本を除けば世界規模で超厳しい戦いになると思う。

タイシリーズ優勝は鷹目。GDBひゃっほ~!

アメリカで台数が期待出来ないとなれば、WRX STIを売れる国って日本だけ。欧州はCAFEで最初から売ることすら出来ない。人気だったオーストラリアもWRC止めてからWRX 人気右肩下がり(GDBはスンゴイ人気!)。日本だってエンジンに多額を投資した分は取り返せそうにない。スバルの純エンジン車はWRX S4で絶版だ。もっと言えば先代S4が高性能エンジンの最後だった。

新型WRX S4で遊んじゃいました~

スバルが内燃機関ではWRX STIを作らないとコメントしたことから推測するに、おそらくアメリカの燃費規制が遠からず厳しくなると言う情報を得たんだと思う。最低でもオバマ時代のCAFEに戻す、ということ。となれば2025年に平均燃費23km/Lという厳しい数字になる。電気自動車を30%くらい販売したって12km/LのWRX STIを出す余力無し!

となると気になるのがマツダの3リッター直6ガソリン。このエンジンを2025年以降も売ろうとしたら、相当数の電気自動車が必要。もし電気自動車の販売台数少なければ2022年秋から2025年までの2年半くらいしか売れなくなってしまう。3リッター直6はアメリカ以外じゃあまり売れないだろうから、なかなか厳しい戦いになってくる。マツダ大丈夫か?

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