『WR-V』は1500ccエンジンで220万円切り? インド向けに開発したSUVを日本でも発売
5年くらい前から「30年間初任給が上がっていない我が国はアメリカや欧州向けに開発したクルマは高くて厳しい。もはや新興国用のモデルを売るべき」と書いてきた。具体的にはホンダ『BR-V』や三菱の『エクスパンダー』ですね。日本で売るとすれば、ベースとなるプラットフォームからすれば220万円程度。いずれもシンプルな1500ccエンジン積んだ3列シートのSUVである。
三菱エクスパンダークロス
けれど出さない。ヒンジドアの3列シートは日本じゃ売れないと思い込んでいるらしい。頭カタい。そんな中、ホンダがやっと新興国向けのクルマを日本で販売する。インド向けに開発された『エレベイト』というモデルをタイやインドネシアなど東南アジアで販売している『WR-V』という名前で出すという。パワーユニットは新興国の標準である「素の1500cc+CVT」となる。
ボディサイズはほぼヴェゼルと同じ。フロントデザインは「ミナミン風」ながら、ボディサイドとリアのデザインはとても良いと思う。タイで販売している現行BR-Vにも言えることながら、グリルをデカくしただけ。もう少し知性が欲しい。フロントデザイン、シビックを超カッコ良くした光岡からスカウトするか、依頼した方がいいんじゃなかろうか。もったいない。
ただインド生産ということなのか、上級グレードで250万円。ベースグレードは220万円前後になるというウワサ。安ければ多少カッコ悪くたってニーズあります。新興国向けとあり最低地上高は195mmあるという。これだけロードクリアランスあれば、雪道も走れそう(FFのみの設定)。ちなみにインテリアなどのクオリティは「それなり」だと思っていいだろう。
今後我が国は新興国向けのクルマも普通に出てくると思う。その場合、新しいカテゴリーを作った方がいい。ホンダはホンダの上級モデルとして『アキュラ』を持つ。同じくホンダの普及ブランドというポジショニングを明確にしなければ、同じサイズのヴェゼルとの棲み分けが出来なくなってしまう。三菱自動車も可及的速やかにエクスパンダーを出した方がいい。
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WR-VのYouTubeでのレビューを見ましたが
これなかなか良いですね。
カスタマイズのベースモデルに最適かと思いますし。
ハッチゲートが電動でないところも良い。
あんなのコストアップになるだけで
一般庶民の車には必要ないと思います。
エクスパンダ―は、日本で売ったらバカ売れでしょうね。
昔東南アジアによく出張に行ったのですが現地スタッフの足として良くなりましたが、良い意味で普通ですよ。
エクスパンダ―の方がキャンプ仕様とかにカスタマイズするのに向いているかもしれませんね。
ヤリスクロスの対抗馬でしょうが、カッコ悪。
買うのは根っからのホンダファンか、近くにホンダディーラーしかないような人。
バイクならホンダだけど、コンパクトカーはそうはならない。こらダメ。