なるほどテキサスの原油を積んだタンカーも日本に向かっている。でもやはり足りなくなると思う

船舶はAISというトランスポンダーが搭載されており、航行中の情報を常時発信している。仕事の合間にチェックしているのだけれど、なかなか興味深い。時節柄、石油を積んだタンカーを見てます。ここにきて政府はアメリカからも石油を調達すると言ってる。ホントかな、と探すと、ホントでした。例えば『TATESHINA』というフルサイズのタンカーが喜望峰を目指している

TATESHINA 写真/川崎重工

全長339.50m×全幅60.00m×満載喫水21.03mというスペック。ヒューストンの近くの「イングルサイド」を3月17日に出航し、愛媛県菊間の国家備蓄基地に向かっている。到着は5月10日予定なので53日間も掛かるようだ。イラン攻撃開始は2月28日。普段はペルシャ湾を通っているタンカーなので、けっこう早いタイミングでイングルサイドに回航したことになる。

『FRONT MAINE』というタンカーもシンガポールで石油を瀬取りして4月20日に川崎シーバースに到着する。こういった点を見ると、日本の対応はけっこう早いし頑張っていると思う。ただやっぱり足りない。燃料油だけの問題じゃありませんから。政府が言うところの「50%程度は調達出来る見込みで来年までは備蓄を切り崩して持つ」はナフサなど石油由来原料も含むのだろうか?

現在進行形で日本に向かっているのは原油を積んだタンカーだけのような気がする。政府はおそらくナフサも頑張って調達しようとしているだろうけれど、こちらはそもそも備蓄少なく、原油から精製するだけじゃ足りない。肥料の原料なども備蓄分と関係なし。これまた不足してくると思う。政府は頑張っている。でも足りなくなるんだろうな。ということでサバイバルを!

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