アウトランダーPHEVのブッシュ(続)

1万kmくらい走ると潰れてハミ出し、3万kmくらいでグニャグニャになってしまうアウトランダーPHEVのリアダンパーの下側ブッシュのその後など。先日の小変更でもリアブッシュを変更していないというので「なんで?」と思っていたら、喜多見さんのウレタンブッシュもネを上げた。

喜多見さん曰く「リア荷重840kgのクルマのブッシュとしては容量が小さくウレタンでも耐えきれませんでした」。走行しているウチ、遊び出てきてカタカタ音が出てしまったそうな。喜多見さん、ここで「がっくり」とならない。逆に「じゃカンペキなヤツを作ってやろうぢゃないの!」。

ということでピロボール化したのであります。ウレタンブッシュよりはるかにコスト高ながら、性能は文句無し! そらそうだ。なんたって競技車両と同じスペックですから。安っぽさを感じるアウトランダーPHEVの乗り心地が一変するという。横滑り防止装置の稼働も設計通りになるかと。

詳しくはネオチューンブログで

ちなみにウレタンブッシュ(1万8千円)を買った人は無償で2万4千円のピロボールに交換してくれる。ここまで読んで「だから三菱自動車も簡単に対応出来ないんですね」と思ったことだろう。そうです。ブッシュの材質変更くらいだとダメなのだ。簡単に改良できないワケ。

三菱自動車にとってアウトランダーPHEVはとっても重要な車種だと思う。私も推奨している。ただ開発から営業に至るまで社内が大混乱しているようだ。漏れ伝わる状況を聞くと「それは良い方向だと考えます」(急速充電関係)から「私にケンカ売りましたね!」まで様々。

ブッシュについて知らんぷりを決め込んでいるのは良いことじゃありません。こういった対応がユーザーの不信感を招く。どんなヒトだってぐにゃぐにゃになったリアブッシュを見たら「何とかして欲しい」と感じることだろう。いくつかを丁寧に対応してやれば、素晴らしいクルマなのに。

そうそう。日産ディーラーでの急速充電器だけれど、ゼロエミッションプログラムに加入しているリーフ以外は、営業時間内&外を問わず30分540円(日産本社にある急速充電器は本社管理のため車種&メーカー問わず課金しない)。黙って使ったら犯罪行為です念為。

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