アサイーとハイブリッド
日本人はスロースターターながら、一旦流行するやナンデモカンデモロウニャクナンニョ突っ走る。最近だとアサイーとハイブ
リッドなど代表的な存在。ハワイから始まったアサイー、今やどこのスーパーマーケットにも置いてある人気商品となった。全くウマくない上、妙に高いため、
ブームは簡単に去ると思う。
ハイブリッドも完全に燃え上がってます。フィットやヴェゼルのハイブリッド比率ときたら70%以上! ノア/ヴォクシーやXVのハイブリッド比率も驚くほど高い。初代プリウスからハイブリッドを紹介してきた私としては嬉しいことながら、少しばかり行き過ぎだと感じます。ネコもシャクシも選んでる状況。
確かにノア/ヴォクシーを見ると普通のエンジンとハイブリッドの価格差は37万円で、走行1万kmあたりの燃料価格差5万円+税金の安さを考えれば走行6万kmくらいでペイ出来る。リセールバリューだって高いため、総合して考えばお買い得かと。走りも問題なし。この場合、ハイブリッドをすすめる。
しかしフィットになると微妙だ。価格差およそ35万円。普通のガソリン車も燃費良いため、燃料代の差額は走行1万kmあたり3万円くらいに減ってしまう。となれば価格差をペイするのに10万km走らなくちゃならない。ドライバビリティもイマイチだし。ヴェゼルなども普通のエンジンの方が快適だ。
また、ライバル車の値引きも勘案しないとならぬ。アクアの値引き5万円。同じくらいのキャビンスペースを持つライバル車は車両価格35万円安い上、値引きも15万円大きいとなれば10万km走ったってペイ出来なくなってしまう。普通のエンジンの実用燃費が猛烈に良くなったという側面も大きいです。
また、トヨタだとハイブリッドを選んだ時点で自動ブレーキを諦めなくちゃならぬ。私なら自分の出費を抑えるより人にケガさせないというチョイスをします。と
いうことでハイブリッドを買っておけば間違いない、という時代じゃない。クロカンブームもステーションワゴンブームも、市場の拡大と共にレベル下がった。
もちろん情報を得ないで流れに乗っちゃう人は、それでいいのかもしれません。「知らない」というのは強い。実際、私だってエアバッグが開くような事故など経験したことないけど、怖さを知っちゃうとアカンです。パンツ履かないでも恥ずかしくなかった時代にゃ戻れん。後悔しないためにもベストを選びたい。
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