ウーブンシティが開所しました~! コンセプトを説明するのは超難しい~
ウーブンシティの第一期工事が終了し、開所式を迎えた。2019年に構想を発表。新型コロナ中の2021年に着工。4年で開所に持ってきたからスピーディだ。何度か紹介した通りウーブンシティはモビリティのテストコースという意味づけとなる。一般道だと様々な制限があり、出来ないことも多い。テストコースの敷地内であれば、どんなモビリティだって走らせられます。
その上で人が生活する場でもある。となれば、海外のゲートシティのように、住環境も最適化させられます。入り口は基本的に制限されるため、犯罪者だって入ってこられない。泥棒がいない八丈島のようなもの。我が国は治安が悪くなりつつあることを考えたら、安心して暮らせる場所にもなります。子供が連れ去られることなく、女性の一人歩きだって不安ない。素晴らしい!
さらにトヨタがモビリティのテストコースと位置づけたことを受け、新しいトライをしてみたいと思っている他の業種も参入している。とりあえずスタート時点ではダイキンやUCCコーヒー、NISSIN、ダイドー、Z-KAIといったメンバーながら、今後もウーブンのコンセプトに賛同してくれる企業は大歓迎とのこと。実際、ウーブンシティの代表も「予想出来ないのが楽しい」。
ちなみにNISSINは早くも「栄養最適化テクノロジー」を出してきた。謎肉の兄弟のようなパテを開発。普通のコーラとポテト合わせて547kカロリーのハンバーガーセットを出展。33種類の栄養素を含むそうな。試食してみたが、コーラをダイエットに変え、もう少し脂っぽいパテとしたら一段と美味しくなると思う。とにかくいろんなことを試してみましょうというのがウーブンです。
最近の日本は世知辛くなった。開所式でも一般メディアから「目標は?」とか「採算は?」みたいな質問が出ていたけれど、ウーブンシティは成果を急いでいない。様々な業種が集まり、それぞれの業種でウーブンシティをテストコース(開発したものを試す場所)にしたら面白いことが出来るかもしれません。新しい日本のテストコースだと考えれば解りやすいと思う。
豊田章男会長もウーブンシティに住むという。確かにウーブンシティなら章男さんのような人だって何の心配もせず過ごせる。居酒屋やカフェなど出来れば(遠からず開業するらしい)、様々な業種の人が章男さんと情報交換することだって可能。そんな環境の場所って今まで存在しなかった。ただ「水清くして魚住まず」。清廉潔白&杓子定規だと魅力無い。さじ加減が興味深い。
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近未来の街といえば、クルマが空を飛びチューブカーがビルを貫き、部屋には3D立体TVや支援ロボットがいて、電子シャワーを浴びている間に、面倒な仕事も食べたい料理も思いとおりに出来上がっている。。。
自分で書いていて、「くうねるあそぶ」の極致だと実感。アンパンマン主題歌の対局ですな、これは。
昔「幸せって何だっけ、何だっけ。ポン酢醤油のある家さ。」というCMがありましたが、「幸せって何だっけ?」が、街づくりの命題なのかなと思い巡らせております。
あとかつて幕張新都心ができた時、幾何学的な街は、息が詰まるようで窮屈だと感じました。
ゴチャっとしたのれん横丁や縁日の屋台みたいな「くずし」や、公園には整備されすぎていない里山的な「ゆるさ」、いわゆる人間臭さがあると良いなと勝手に妄想しております。
ちょっと調べてわからなかったのですが
1 ここは、特区として何らかの規制が緩和ないし撤廃される?
2 ウーブンシティ内に警察はいるの?
それともシティ外の警察の管轄下にあるの?