カイゼン競争、果たして勝つのはbZ4XかCX-60か? 皆さんドッチだと思いますか
bZ4XもCX-60も今後しばらく&少なからぬ台数を売らないとアカンです。そしてクルマの仕上がり具合といえば、同じくくらいの修行を買ったユーザーに強いるレベルであり、これから買おうと思っているなら相当のファンじゃない限り躊躇するほど。どちらも試作車レベルの使い勝手です。興味深いことに両車種共、メーカーは「改良が必要」という認識を持っている。
そして改良に取りかかってます。となると気になるのがカイゼン速度の勝負! 果たしてどちらの車種が忖度しない人から「いいね!」され、販売台数を伸ばせるだろうか? もちろんbZは4X以外の車種を展開するし、CXだってシリーズで4モデル。単独車種じゃないあたりも興味深い。もっと言えば、けっこう抜本的なハードが必要になってくる可能性大。
bZシリーズで言えば駆動系と電池の調達コスト。CXはゼロキャスターを採用したサスペンションとトルコンレスミッション。本来ならどちらも全く違うレベルにしなければ難しい。現在のアークテクチャーの改良で済むのか、それとも抜本的な変更を行うことを選ぶだろうか? 個人的にはbZの駆動系は制御だけじゃ対応出来ず全面刷新。CXのミッションも制御だけだと厳しい?
両方ケツカッチンです。bZは2026年になれば次世代の電気自動車プラットフォームが出てくるからbZの使命は終わるかもしれない。CXも2030年くらいからエンジン搭載車が売れなくなる地域や国が増えるため、タラタラやっていたら意味無くなる。特にエンジン車って、これから生き残りが難しいような厳しい厳しい生存競争が始まることだろう。
考えて頂きたい。3分の1が電気自動車になるとしよう。エンジン車のシェアって3分の2に落ちる。30万台売れている市場なら20万台になるワケです。そのパイを残っているエンジン車全てで争うことになる。激しい生存競争で生き延びるのは、高い性能を持つか安価かのどちらか。燃費の良いハイブリッド車や値下げ余地のある既存のモデルが強いということ。
bZは値下げした上で、高い性能を持たせないとならない。CXも燃費を劇的に向上させ、価格競争力を持たせないとならないのだけれど、どちらも高いハードルのように思う。いずれにしろ2年以内に強い競争力を持ったクルマに仕立てないと沈没する可能性が高い。果たしてどんなてこ入れを行ってくるだろうか? 大いに期待したいと思う。
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振り返ると実は両車は、トップの意向が悪い方に出てしまったような気がします。
bzは、モリゾウ社長の強烈なエンジン愛がEV開発陣の薄幸に繋がり、
CXは、ブラックサタンの技術満足主義が過渡に出てしまった。。。
いずれにせよ国単位でみると、EVは電力供給インフラがセットで整備されながら、普及するもの。
EVだけでは普及しにくいのは、水素ステーションのないミライが売れないのと同じこと。当面自宅や会社の充電で使えるサクラや商用車が、EV市場を立ち上げていくとすれば、bzもCXもまだ間に合うと思います。
ということで、どちらも応援します!
追記です。
国毎の電力インフラによって、事情は変わってくると思うし、同じ国でも都市部と郊外では事情が違うだろうし、税制や補助金の有無大小でも変わってきます。
このあたりもちゃんと把握しないと、表面的な数字に踊らされちゃう。
怖ろしいのはマスコミで、背景を何も調べずにシラッと数字だけ並べて、勝手にストーリーを組み立てますからね。マスコミは、ウケ狙いのオール夕刊フジ状態だから、本当に注意しないと。
最近は現在売られている日本車で「これは買うべきではない」と認められるクルマってほとんどないというのが前提でした。
厳密には旧アル/ヴェルの2.4リッターエンジンはヤバいとか、最近まで使われていたスズキのK6A型660㏄がアレとかあるとは思いますが、日本で使われる範囲でそうそうダメなクルマって見つける方が難しいものです。
なので一部自動車評論家(?)の方々がどんなクルマが来ても褒め捲るという「太鼓持ちの達人」であっても好みの範囲で済んでいたといえばそう。
どの程度「うちの新型車を誉めてくれ・オススメしてくれ案件」だったのかは観ている方は判りませんが。
国沢さんが「武闘派」の為忖度なく「最後の審判」して下さるので安心してクルマ選びできる訳です。(たまにミケランジェロのフレスコ画がイメージで浮かびます)
https://paradjanov.biz/japan/otsuka/726/
長い長い前置きですが、久しぶりの「ユーザーに修行を強いるクルマ」bZ4XとCX-60。
どっちがカイゼン競争に勝つか。
どっちも勝って欲しいというのがクルマファンの願いです。
ダメなままで終わって欲しくない。
商売的にはどちらもカイゼンしたところでミソがついているのでどうなるか判らない。
でも実現性がありそうなストーリーを考えると。
まずトヨタ。
スバルとのダブルネームなのでスバルの運命もある意味託されてます。
GRヤリスや水素カローラのバックストーリー考えると、あの熱量で仕事が進んだら2年後の最終型(?)はかなり凄いクルマになっているのかもしれません。
モータースポーツばりの開発システム前提という意味でかなり無理筋ですが、「やるしかないならやる」だろうなという期待もあります。
そしてマツダ。
キャスターアクションを電動アクチュエーターで補うのは理論的にはできそうですが多分人工感が残るでしょうから普通のサスペンションを再開発するのが正道になりそう。
リアサスも渋い上にダンピング不足なら大衆車にも見劣りしてしまうので考え直すか、リンクとブッシュの設定見直し・ショックアブソーバーの再選定でどうかというところ。
トルコンレス8速ATは…可能ならトルコン付けるかプログラミング変更で違和感なくなるかでしょうか?
整備士資格がある訳でもなく、ラジコン改造感覚で書いていますが、高級なプロポ機種といいサーボ/インバータを積んでいれば、かなりイイ線のトリミングってできるものだったりします。
シャシーを組み立てて機器を搭載するだけで完成ではなくて、シェイクダウンで細かい調整(チューニング)を加えることで、きちんとした直進性やコーナリング特性・加速性や減速感、レスポンス等々シンクロさせることができます。
両車とも「初期型はヤヴァかったけど、結局名車だったよね」と後に評価されるように頑張って欲しいものです。
CX-60は欧州の主力なので、力を入れて直してきそうな気がします。欧州でも足回りとPHEVは期待に届いていないようで、かといってマツダにはこれしか武器はなく…。ただ、既納客への対応は足回りというハードだけに難しそう。でもスピードを上げてと願うばかりです。
bz4xは、トヨタだけにカイゼンに期待できるものの、タイヤが外れるリコールに半年もかかりその間も音沙汰ナシだったことを考えると、ちょっとあきらめ気味なのかも。バッテリー急速充電はソフト書き換えで対応してくれるそうですが、ソルテラについてはメーカーのwebのお知らせより納期がかかるような情報がディーラーに流れており(webは3か月、ディーラーは4.5か月と言う)本当にライン流れているのかな?と思ってしまいました。注文が殺到して時間がかかっているのならいいんですけど。。。
bZ4Xが売れない理由にサブスク専用車ということもあるような気がするのですが。
小型モビリティのC+podもそうですが、サブスクを利用したことがない人には、購入(リース?)のハードルが上がるような気がします。
TOYOTAはホイールと充電に関する問題とMAZDAは脚回りと制御系の問題なのでMAZDAは制御系の責任者への権限委譲と開発ツールの習熟度が上がればいいクルマになりそうですね。共にソフトウェアのアップデートで良くなる可能性があるので頑張って欲しいですね。
課題を認識、分析し、対策を立案、適用するのが原則ですよね。それを正しく評価する人がいるのも大事。国沢師匠のような人がいることが必要ではないでしょうか。
bZ4Xは一部適用まで行ったのでトヨタに一票。名前は好きでないですけど。
ベンツのAクラスがエルクテストで転倒されられてから、あっという間に対策したことに当時驚きました。
それも「やることはもう分かっている」と公表しながら進めたこと。そんな連中に勝てるんでしょうか。
どちらも改善してもらいたいが、トヨタでしょう。
CX60はトルコンレスとキャスターは構造的な変更が必要になるので、金も時間もかかりますし、既に乗ってるお客様にどう対応するのか大きな問題も抱えているからです。
トヨタのケースは自社として未知の領域にチャレンジして失敗したのであれば、今後の糧になる授業料だと思えるのでbZ4Xはしょうがないかという気がします。
一方CX-60は基本骨格とも言えるサスペンションのディメンションに問題があるとすれば、深い闇を感じます。
というのも初期レイアウト段階でキャスターに関する社内基準や過去トラがあるだろうし、今までにない設計ならレビューで指摘されるだろうし、実車を走らせてみておかしいと判断できる人なんて何人もいるだろうし、と考えると関門はいくつもあって周りはわかっていたけど止めれなかった、技術力はないけど声は大きいみたいな人が開発を主導したのかもとか勘繰ってしまいました。もしそうなら相当偉い人になっちゃいますが。
いくらなんでも試作車レベルを出したなんて恥ずかしいことを外部の人が乗るまで気付かなかったなんてことがあるとは思えないんですよね。
気づかず出したんだとしても完成車メーカーとしての実力が問われますし。なのでトヨタとマツダの状況はかなり違っていて、マツダに深い闇を感じたわけです。
YouTubeで「枯れた整備士ひでぽんちゃんねる」っていう方が、cx-60の不具合解消に精力的に働いています。767Bの4ロータリーもメンテしてるみたいです。動画を見ていると、こういう方がいるならcx-60は今後良くなるのではないかと思ったりします。