ガソリン価格は自由に決められる。競合スタンドの無い地域はどんどん値上がりか?

ガソリン相場がジワジワと上がっている。いろんな理由を付けて説明されているけれど、根本的な問題は「自動車ユーザーってお金持ちだから値上げしたって売れるべ」と思っているからだ。考えていただきたい。当たり前ながら電気やガスという生活インフラを構築しているエネルギーの主役は海外から輸入される原油や天然ガスである。

データ/新電力ネット

なのにガソリン価格と違い、激しい価格変化は皆無。長いスパンで変化しません。電気自動車のエネルギーコストを詳細する際、電力料金価格大きく変わらず。一方、エンジン車の走行コストは常に変化してるため書いた日の相場を調べなくてはならない。ガソリンだって電気と同じく輸入された原油から作る。原油、我が国は200日以上の備蓄を持つ。

ガソリン価格の推移データ/gogo.gas

長期スパンで考えているため、週単位の価格変動など考えられない。生活必需品の価格がコロコロ変わるなんて本来好ましい姿じゃ無いと思う。しかも原油相場上がり始めれば即座に値上げ。下がっても値下げはタイムラグある。どう考えたって原油相場にリアルタイムで動くと言えない。加えて値下げする大きな要因は「近所のスタンドが安くなったから」。

つまり近所にガソリンスタンドなどなければ好きな価格で販売出来るということになります。興味深いケースとしてマリーナの燃料価格を消化しておく。私は夢の島マリーナにフネを泊めており大いに満足しているけれど、唯一残念なことがあります。現在運営してるスバル興産が引き継ぐ前からスタンドの権利を持っている人が、今でも高い高いマージンを要求しているそうな。

ということで3月1日からハイオク203円50銭です。遠からず過疎地域のスタンドは競争相手が存在しなくなる。しかもガソリン販売量少なくなっていくと、スタンドの維持のため1Lあたりの単価を上げていかなくちゃならない。一方、ガソリンには電気やガスと違い公的な価格管理機能がないため、自由な価格を付けるようになっていく。

3月11日時点の宜野湾マリーナの価格

2050年に設定されたカーボンフリーを迎える前から燃料価格は高騰していくことだろう。おそらくゲームチェンジャーの安価な小型電気自動車が普及したら、イッキにガソリン価格高騰になると思う。こう書くと「F1でも導入が決まってeフューエルを知らんのか?」みたいなモンクが出ると思う。本日夕方のアップでeフューエルについて考えみたい。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ