キャラバンのディーゼル
規制値が定められた時点では「大型トラック用なら何とかなるだろうけれど、排気量の小さいエンジンじゃ絶対無理!」と言われていた平成17年規制ながら、ここにきて続々と規制対応車が登場してきた。日産も3リッターディーゼルエンジンを発売したのである。気になる価格は、2,5リッターガソリンエンジンの30万5550円高。マツダより高いものの、トヨタより良心的な価格設定となった(とはいえキャラバンの方が圧倒的にカッコ悪いため販売的には負けだと思う)。内容はトヨタやマツダと同じくコモンレール式直噴+酸化触媒+DPF。ちなみに平成17年規制、現時点で世界一厳しく、もはや黒煙など目視出来ず。臭いも気にならないレベルにまで抑えられてます。基本的にガソリンエンジンと同等の厳しさとなる「BIN5」や「平成21年のポスト新長期」規制は、こいつにNOxを抑える技術を加えるという感じ。価格的には「平成17年規制より最大で2〜3万円の上昇」で済むだろう。来年秋発売のクリーンディーゼル搭載エクストレイルは2リッターガソリンの40万円高くらいが目安になると思う。
<おすすめ記事>
いつもは拝見させて頂いています。貴兄の車に関する見識もさることながら、わかりやすい解説の社会現象及び経済があるため、より魅力が増します。
今回のこの国の借金の善後策、2つかと思案します。
1つは増税、2つはインフレかと。前者はこの国では、ムリ。となれば後者なれど、コリャ恐ろしくて、考えると貴兄の言う逃げ出すネズミ状態になります。しかあーし(貴兄流)もう一つあるとすれば、莫大に買ってる米国債の叩き売り。でもこれって、世界を巻き込むことなるからなあ。と、考えると、ネズミが羨ましい限り。