ゴーンさん、晩節はデタラメなことばかりやってましたね!
ゴーンさんの功績は高く評価するワタシながら、晩節はダメな判断も多かった。なかでもサイテーだと思ったのがベンツへの片思い。ゴーンさん、なぜかベンツ大好き。その流れでベンツAクラスとプラットフォームを共用するインフィニティQ30を作り、スカイラインにベンツの2リッター4気筒ターボを搭載。この二つのプロジェクト、大失敗であります!
スカイラインの2リッターターボ、ほとんど売れずに絶版になってしまった。インフィニティQ30も極端な販売不振のため生産終了するという。スカイラインだってベンツのターボ積むため多額の開発費を掛け、インフィニティQ30を含めれば500億円以上の損害になると言われているほど。インフィニティQ30はカッコ良かったけれど、アイデンティティがない。
日本で売れば少しは面白かったかもしれないけれど、日本担当は「いらん!」と蹴ったらしい。アメリカで売れるサイズじゃなく、ヨーロッパに行けばそもそもインフィニティというブランドイメージが皆無に近い。最初から売れるプロシェクトだと思えぬ。スカイラインのターボも超ツマらん実用的なエンジンの割に驚くほど高く売れるワケなし!
ベンツ関連じゃないが、韓国ルノーの工場でアメリカ向けのローグを作ったり、新型マイクラをルノーの工場で最もコスト高いと言われるフランスで生産したりするなど、やりたい放題だった。そこには2000年代前半の素晴らしい判断を次々に行っていた敏腕経営者の姿は無い。こういったデタラメぶりが経常利益95%減という酷い状況をもたらした。
現在効率を伴わないデタラメなことを全て見直しいているという。ただ削減だけだと自動車としての”華”を失い、活力まで消えてしまう。幸い日産のポケットには少なからぬ額の留保がある。このあたりでジックリと将来戦略を立て、トヨタのようにバランスのよい企業になって欲しいです。
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