シトロエンの新世代超小型電気自動車は笑っちゃうくらい低コスト化。75万円で買えるという
シトロエンの『アミ』という小型電気自動車の動画を見てウナりましたね! 私が四の五の書いたのを読む前に動画見て頂ければ、鋭い人なら私の説明など不要だと思う。この30年で、ここまで徹底したコストダウンしてるクルマを知らない。動画見ると目からウロコが何枚も落ちた。慧眼揃いの私のWebを見てくれているクルマ通ですら「ソンナテガアッタノカ!」かと。
動画嫌いの読者諸兄のため説明します。まずドア。左右全く同じドアを使っている。ここまで読んで「ショルダーの位置にある出っ張りが向こう側に行くと前後逆さまになるだろう!」と思うかもしれない。その通りです。何と助手席ドアは前ヒンジ。運転席ドアって後ろヒンジなのだった。ということはドア前のパネルはどうなってるのか?
これまたドア前後のパネルは左右同じ形状なのだった。右前が左後ろになり、左前は右後ろになる。さらに前後のバンパーも全く同じ形状。ヘッドライトがブレーキランプになりますよ。前後の窓の作り方なんかも凝ってる! 日本人のデザイナーやエンジニアだと考えもしないアプローチだ(ホンダの燃料電池車など左右のドアハンドルを共用化したケースはあります)。
ボディサイズは全長2410×全幅1390×全高1520と2995×1290のスバル360より少しワイドで短い。8,2馬力のモーターと5,5kWhのリチウム電池を搭載し、最高速45km/h。航続距離70km。驚くべきが価格で75万円スタート(6000ユーロ)だという。この価格で若干の補助金などあれば、日本の農村部だって需要あるんじゃなかろうか。フランスでは原付と同じく14歳から乗れる。
間もなくトヨタがアミと同じカテゴリーの超小型電気自動車を出してくる。まぁ普通のクルマのデザインです。おそらく100万円とかじゃ無理だと思う。150万円なら「素晴らしい!」。ただ本格的な普及を目指すならアミと同じような価格じゃないと厳しい。少なくとも軽トラックと勝負出来る価格帯で出さないとユーザー層は敬遠することだろう。
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