ジャパンモビリティショー、トヨタと日産のミニバン(コンセプトカー)の違いが鮮やか

ここにきてやっとJMSの出展車両が出てきた。今回トヨタが面白いコンセプトカーを並べるようだ。例えば下の『KAYOIBAKO』というミニバン、全長3990mm×全幅1790mm×全高1855mmというコンパクトなボディの中に最大限のスペースを確保している。当然ながら電気自動車である。というか電気自動車じゃなければ、このデザインは成立しないだろう。

重い電池を床下に積むため背高でも安定します

全体的な雰囲気は歴代のコンセプトカーで話題性No1の迷車『不夜城』を思い出す(笑)。本来の使い方は『通い箱』(工場間で荷物を入れて運ぶ箱)という車名を見ても解る通りビジネスユースなんだと思う。けれど何より楽しそうだし車中泊なども想定しているようだ。魅力的な価格で出てきたら売れそうなニオイがします。ドレスアップしたモデルのイメージまで涌く。

下は日産のコンセプトカー『ハイパーツアラー』。エルグランド級の電気ミニバンということのようだ。安心してくださいバーチャルじゃなく実車展示です。電池は全個体。レベル4以上の自動運転を想定しているという。KAYOIBAKOと比べどうだろうか? 皆まで書かなくたって解ると思う。とりあえず「欲しい」と思う気持ちになれないの、私だけじゃないかと。

デザインで魅了したいのなら徹底的に美しさやかっこよさを追求すればいい。今回発表されている日産にコンセプトカー群、アルフォンソさんの好みなんだろうか? だとしたら日産のデザインも黄信号になる。どれもイケてないだけじゃなく、機能面だって「う~ん!」。ハイパーというからには高性能を目指すのだろうが、ボディ後半の空力なんか全く考えていない感じ。

つまらないと思っていたJMAながら、トヨタが面白いコンセプトカーを出してきたり、楽しい展示をするかもしれない。いずれにしろ全貌が解るのは10月25日のプレスディ。面白かったらすぐレポートしようと思うので、内容次第では3000円の入場料を払って見る価値はあるかもしれません。少なくともメーカー毎の元気さや、近未来は予想出来るんじゃなかろうか

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3 Responses to “ジャパンモビリティショー、トヨタと日産のミニバン(コンセプトカー)の違いが鮮やか”

  1. アキオ より:

    通箱:
    単純にかっけいい。デリカをBEVにした感じ。ハイエースのBEVがこんな感じになる未来。

    ハイパー:
    アルファードに対抗しようとして失敗しました。って感じ。

  2. 猫まんま より:

    >ハイパー:
    アルファードに対抗しようとして失敗しました。って感じ。
    私もそう思った。デザイン学校の生徒にアルファードを好きにリメイクしたらどうなるかデザインしてみろって言って大失敗した感じ。

  3. z151 サンバー愛好者 より:

    kayoibakoはbBコンセプトというバージョンもあって、bBの再来か?と期待されているようです。
    私は次の時代SUV+ミニバンが来ると思っているので、トヨタの最小サイズのそれはbBくらいのモデルじゃないかなーと妄想しています。
    まあサイド&リアウイングは要再考だとは思いますが。

    ハイパーツアラーは「ソロソロ展示会だからそれっぽい展示車両ヨロシク~、ああこのデザイン画モックアップしたら次期エルグランドとかぶち上げられてよくない?」というような感じに見えちゃうというか。
    フロントのヘッドライト&サイドウインカー周りとかホイールデザインとか、こんなテクスチャー貼り付けると一気に未来的に見えない?ね?みたいに感じてしまう。

    一般的なクルマ好きな人たちは、別に3000円払って「未来っぽいナニカ」を見に行くのではなく、「その会社の未来そのもの」を見たいのではないでしょうか?
    そこにワクワクがあるのか、自分はクルマ好きをこのまま続けて、そのメーカーのファンであり続けていいのか?
    トヨタには数年後トヨタの未来提案があり、日産はこんな模型を作っているかもしれない(笑)。

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