スズキ、WR-Vやライズの手強い競合車『フロンクス』を日本発売へ! 200万円切り確実か

スズキが『フロンクス』という新型車のティザーを始めた。下のような写真を使ってます。このクルマ、インド市場に代表される新興国用に開発されたモデルで、生い立ちとしちゃホンダの『WR-V』に極めて近い。デザインは正当派。フロントマスクのバランスや雰囲気も上質で、上手だと思う。なんせインドだと高級車。スズキにも良いデザイナーがいる。

ボディサイズは全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mmと、全長でライズ。幅がWR-V。高さは最も低いタイプのタワーパーキングにも入る。ヤリスクロスより一回り小さいというイメージでいいと思う。一番気になる価格だけれど、WR-Vのスターティングプライスである209万8800円を下回ってくることは間違いないだろう。200万円切りの可能性だってあります。

ちなみに搭載されるエンジンは未発表。クロスビー用の100馬力3気筒1000ccターボか、スイフトと同じ82馬力の3気筒1200ccか、インドで販売されている4気筒1500ccのどれかか? 2つくらいのチョイスもあるかもしれない。いずれにしろスズキはこのカテゴリーの省燃費エンジンをたくさん持っている。クルマのコンセプトに合わせたチョイスをしてくるだろう。

装備内容だけれど、今や日本で販売しようとすれば安全面はフルスペックが必要。すなわちパッシブセーフティはサイド&カーテンエアバッグまで付いていないとダメだし、ADASだって昼間だけでなく夜間や歩行者も検知出来ないとダメ。サイドブレーキはWR-Vと同じハンドタイプだと考えてよかろう。書き遅れたが最低地上高190mmと大きい。

興味深いのが乗りだし価格だ。WR-Vの場合、少し装備を欲張ったら250万円を軽く突破してしまう。フロンクスが同じくらいの価格になったら、ブランドイメージで勝るホンダに勝てまい。ということは解っているだろうから、171万7000円スタートのライズを競合車とした価格設定を考えるかもしれない。そうなれば相当の商品力を持つと考えます。

なんたってインドってスズキ王国! 大量生産しているためコストダウンだって出来る。加えてフロンクスクラスになるとお金持ちが主な顧客層。インテリアを見て解るが、なかなかゴージャスだ。それなりに売れるんじゃなかろうか。もはや我が国は欧米仕様の先進国スペックでなく、インドに代表される新興国スペック向けの市場になってきましたね。

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8 Responses to “スズキ、WR-Vやライズの手強い競合車『フロンクス』を日本発売へ! 200万円切り確実か”

  1. haladd より:

    年収が上がってないのに車に600-800万も出せる人は多くなくそりゃそういう市場になりますわな

  2. にー より:

    まあ、所得水準は既に発展途上国ですからねぇ。
    車格500万が普通に出す国内メーカーは既に日本には目を向けていない。

  3. しげる より:

    インド仕様のフロンクスは上位グレードでも先進安全装備が何もついていないため、そのまま日本で発売する事は不可能に近いとして、日本仕様モノグレードでも250万強になるのではないかと、小沢コージTVさんあたりは予測してましたね。

  4. ぶひ より:

    これ、良さそうですよね☺️

  5. アミーゴ5号リボーン より:

    新興国のクルマは、躍動感がありますよネ。多少粗削り感もあるけど、そこがまたイイ。

    妙にデカくでラグジュアリーでジジ臭い米国仕様のクルマより、全然良いと思います。

    残念なのは、逆輸入ということ。

    国内生産が増えないと、今の円安は解決できないような気配ですから。

  6. ひめ太郎 より:

    海外向け車両をポンっと持ってきて日本仕様にして国内販売する、簡単じゃん。なぜ今迄しなかった…が今回の型式指定不正問題でなるほどとなりました、ブレーキのフェード試験は大丈夫かな?スズキさん。

  7. 猫まんま より:

    うーんどうでしょうね?
    過去にもバレーノって大失敗作もありますし。このクラス買う人は未だに3ナンバーに強い抵抗を持ってますから厳しいんじゃないかと。個人的には幅180cm以内なら気にしなくとも良いとは思うのですが。ヤフコメとかでいまだに3ナンバーは税金が高くなるとかアホなコメントも見ますからね。まあ価格次第かな。170万円スタートで安全装備フル装備なら売れるかもしれませんね。書いてる人も居るけどインド仕様は安全装備とかほとんど無いから日本仕様は230万円くらいからではないかと思います。

  8. 地方公僕 より:

    残念だけど、欧州だってここ10年で東欧工場で作った新興国向けの車種が市場を抑えてると考えると、先進国内で貧富の格差が広がったと考えるのが妥当。
    あとスマホと同じで、ある程度安全装備も運転支援も車体の運動性能も成熟しきった感があってわざわざ高価格車両に飛びつく必要も無くなったのもある。

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