スズキ大ピンチか? トランプ大統領、ロシアの原油買っているインドからの関税を上げろと通達へ

トランプ大統領は以前からロシアの原油を買ってる中国とインドに対する関税を上げろと各国に主張していた。ちなみにインドからアメリカに輸入される物品には50%の追加税率が適用されており、すでに75%という罰則的な関税が掛けられている。中国についちゃ11月まで30%という税率となっているけれど、このままだとインドと同じく50%の追加関税が適用される可能性大。

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G7にも同じことを要求してくるようだ。となると、日本は中国とインドからの輸入品について50%の追加関税を掛けることになります。どうなるだろう。常識的に考えたらアメリカのようにはならない。例えばスズキがインドから輸入するクルマに50%の関税を掛けることになったとしよう。仮に200万円の輸入金額とすれば、関税100万円である。

この関税はとりあえずスズキが国に納める。通常なら200万円に関税分100万円を上乗せし、300万円で売ることになるのだけれど、そんなことしたら儲かるのは国だけ。国民からすればトバッチリである。当然ながら日本政府だってそこまでオロカじゃないので、国からスズキに100万円の補助金を出すだろう。となれば値上がりしない。

自動車以外の輸入品も同じ。関税分をなんらかの方法で補填すればいいだけ。国から嫌われているギョウカイのみ損をするということになります。したがってトランプ大統領がG7にロシアとインドからの輸入品に対し50%の追加関税を指示されたら「解りました」と受ければOK。むしろ心配なのは、日本もロシアから少なくない量の天然ガスを買っている点である。

あまりニュースになっていないがロシア産天然ガスのシェアは8.6%に達してます。金額ベースだとカニなどの食料品など合わせ年間1兆円規模。しかも日本はロシアに対し支払金額の方が多い貿易赤字状態なのだった。ここをつつかれたら、ロシアから天然ガスを買うことは止めなければならない。日本から得たお金でウクライナを攻撃しているのはイヤですからね。

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