ステップワゴンにジックリ試乗してみました。ノアと迷ったらどっち?
3月にオーダーしたノアの納期は確定していない。今からオーダーすると来年中の納車も怪しいようだ。こうなると「待ちきれない!」という人も多いんじゃなかろうか。となった時の選択肢が同じクラスのステップワゴン。ホンダのWebサイトによればハイブリッド車で納期半年。桜の咲く頃には納車になり、新学期やゴールデンウィークに活躍してくれる。真剣に試乗してみました。
最初に結論から書くと「ノアを待てるなら待った方がいいかも」。もちろんステップワゴンだってこれといった問題があるワケじゃない。ただ少しずつ勝てていない点があるのだった。個人的に一番「う~ん」なのはクルマ全体の質感です。ノアに使われているプラッフォフォームって新世代。ステップワゴンのプラットフォーム、2005年にデビューした3代目の改良版。
当時より車重や入力が大きくなった分を完全にカバー出来ていない感じ。そもそもステアリングフィールがイマイチ。重くてフリクションある。重くて大きいクルマに乗っているイメージ。乗り心地などは上手にコントロールされているけれど、ドタバタします。とはいえ敏感な人だけ感じるレベルかも。軽快に走ってくれるノアと比べたらそう思うだけかも。
動力性能は不満なし。ヴェゼル以降のモデルからモーターを積極的に使うようになっており、ステップワゴンもノアやセレナと同じくらいの「モーターの存在感」を出せている。145馬力のエンジンに加え、短い時間に限り1.3kWhのリチウム電池で6o馬力以上出していると思う。ノアはエンジン99馬力のシステム出力140馬力なので明確にステップワゴン優位。
室内スペースはステップワゴンに軍配を上げておく。ホンダ自身、ホンダで最も室内空間広いと言っている。その通りかと。ワンアクションで床下に収納出来る3列目シートの設計も秀逸。大人6人+一泊程度の荷物なら余裕で飲み込む。このあたりはノアも負けているとは言え必要にして十分の広さを持つ。おそらく室内の使い勝手がクルマ選びの決定打にはならない。
気になるADAS性能は、センサーなのか演算速度の関係ないのか、認知&対応レスポンス共にイマイチである。少しずつ制御遅れが出ている。ただアダプティブクルーズは「使えね~な!」だった先代に比べ大幅に改善された。レーンキープの正確性も実用レベル。ただノアのように先行車を常時検知し、自然に車間距離をキープしてくれる機能を持たないなど、先進性で少し物足りない。
実用燃費は街中も、高速道路で御殿場まで往復した時も17~18km/Lで大差なし、ノアのハイブリッドより10%くらい悪い燃費ながら、動力性能の高さなど考えたら納得出来る。このカテゴリーのミニバンで17km/L以上走ってくれたら大満足です。ということでノアと迷ったらハード面じゃ少し負け。ただ納期早いという強力な武器を持つ。実際、ノアから流れているらしい。
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最初の印象が、ステップワゴンというより、Sワゴンでした。それから興味外です。
今年の3月に契約したとしても半年たっているし、そこでも納期が確定していないのが一番の問題かも。あとから出てきたステップワゴンのほうが見かけるし、ヘタするとセレナにも追いつかれてしまいそう。
もちろん、新しいトランスアクスル(HEV) 、セーフティセンスに分がありそうですが、重要な時にクルマがないというのでは…
このスキに改良してしまおうとホンダが動くのであれば、それはそれでよいこととは思いますが。ちょっと顧客を無視しているともとらえられるトヨタの動きは考えてしまいます。
ベストカー本誌で水野さんのテスト記事に因れば私はノアの勝ちです やはりトヨタ車は使用者利用者の事を良く考えて作られて居るようです詳しくは記事を参照して下さい。
個人的には今回のステップワゴンは最近のホンダの方針か国内市場への手抜きを感じます。
使いまわしのプラットフォームで車体だけ大きくしても粗が出るだけでシリーズハイブリッドだから古いプラットフォームにも積めるから金かけなくてもいいやとか思ってるのか?
プラットフォームがルーテシアと共通になったノートが非常に出来が良くなったのを見れば分かるように車で一番大事なのはプラットフォームだと思います。
逆にノアヴォクシーは本気のモデルチェンジですね。
ミニバンなんか国内でしか売れないんだから使いましでも良かったはずなのになんと新型プラットフォームに更新しています。トヨタの本気を感じます。
噂によればセレナは次のモデルも骨董品の使いまわしプラットフォームだそうです。いくらミニバンが国内市場でしか売れないと言ってもいつまで使いまわしするんだろうか?