スーパー耐久に出場しているBRZの競技車両に試乗したらクルマ好きからすれば天国でした~!

ベストカーの取材でスバルがスーパー耐久で走らせているBRZの試乗をした。詳細の試乗レポートはベストカー9月26日売り号でお届けする。結論から書くと、今まで乗ったBRZ兄弟の競技車両の中じゃ86CS-R3と双璧をなすほど楽しかったっす! ちなみに不思議と86/BRZに縁があったりする。例えば世界で初めて国際格式の競技に出場したの、私です。

2013年のタイ国王杯とトライネーションズカップにエントリー。リアサスペンションのアーム折れに見舞われながら走りきり、BRZのデビュー戦でポディウムをゲットしました。ただ鍛え方が全く足りておらず前述の通りフルストロークしたらアーム折れたり、ブレーキの制御が上手く出来ず飛び出したりとタイヘンでしたね。でも後輪駆動をグラベルで乗ると超楽しい!

今となっては希少な86CR-R3にも乗りました。車重1080kgで238馬力。シーケンシャルのドグミッションというバリバリの競技車両であります。セントラルラリーに出場した時はMOMのオクタン価が圧倒的に低い普通のハイオクだったためエンジンがグズり泣きながらの走行になったけれど、群サイのテスト走行ではFIA燃料使ったこともあり素晴らしいとしか言えず!  

スーパー耐久仕様は新型ベースで2400ccになったこともあり、低い回転域からトルク出ている上、高回転側も(7900回転まで使う!)ラム圧を使ったインテークが効いて280馬力くらい出ているそうな。何よりワクワクしたのは市販車にフィードバック出来そうな技術を山盛りで使っていること。エンジンなんか本体がノーマルとのこと。今の235馬力から引き上げられる可能性持つ。

シフトフィールもリンクなどの強化で標準車より圧倒的に気持ちよい! クラッチ踏まずにシフトアップ&ダウン出来る制御は、標準車への導入が出来そう。スバルの魅力って競技車両で磨いた技術を市販車に反映すること。残念ながらGT300もニュル24仕様も市販車に導入された技術無し。スーパー耐久で使われている技術だったら大半が市販車に導入出来る可能性を持つ。

実際、86CR-R3は街中で乗ろうとするとレーシングカー過ぎて厳しかったが、スーパー耐久仕様のBRZなら車高をもう少し上げてやるだけで通勤に使えそう。この世のものと思えないほど楽しいポルシェ911GT3やケイマンGT4 RSと同じくらい素敵なスポーツカーになる。600万円くらいで売ったら最後の純エンジンとして圧倒的な人気になること間違いなし。私の中でのスバル評価、ググッと上がった!

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