タイ、クーデターで一安心

今や東南アジアのデトロイトと呼ばれるくらい自動車産業にとって重要なタイながら、2010年以来不安定な情勢が続いていた。昨年から選挙すら出来ないほどになっており、日本企業も困惑状態。特にインラック元首相の降板からキナ臭くなってきたのだった。

政治で決着しないのを見いていた軍部は双方呼んで調停しようとしたが紛糾。モハヤコレマデとなったのである。結果、軍部のクーデター宣言でございます。他の国からすればとんでもないことが起きたような気になるけれど、現在の国体になってから19回発生。

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最近では2006年にもクーデターが発生し、当時の政権をひっくり返してます。案外これで落ち着くと思われる。上の写真の通り市民は歓迎ムード。タイ全土で軍隊が展開しているようだけれど、そもそもタイ兵士は徴兵制のため市民に銃を向けることもない。

夜間外出禁止令出てるも、例外措置多く事実以上ザル状態とか。例えば早朝深夜に操業している工場や、生鮮食品の配送、公務員など外出してOK。ここまでユルいと全員検問することなど出来ない。実際、デモ隊を引っこ抜くくらいしかやっていないようだ。

開催が危ぶまれていたバンコックのオートサロンなどのイベントも開催されることになるだろう。輸出入業務も滞らなくなる。今後、軍部が音頭を取って選挙を行い、2006年の後のようになっていくだろう。とりあえず進出している日本企業にとっちゃ一安心です。

追記・次々とタイ人からの情報が入ってくる。基本的にクーデターを歓迎してます。今回は王様の役割を軍部がやってくれているという感じ。

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