ダイハツ社長交代でホンダの軽自動車は厳しい展開に
ダイハツ社長に奥平さんが就任すると複数のメディアは伝えている。確かに全く存在感のない現在の社長を見ていると(メディアの取材からも逃げまくっている)、トヨタグループの重責を担う企業としちゃ物足りない。スズキと切磋琢磨したり、トヨタの新興国戦略を任せることも難しいと思う。
奥平さんはカローラのチーフエンジニアだったことでも広く知られており、硬骨漢。トヨタの本流というべき存在である。直近は中国を始め新興国の担当だった。もちろん日本市場に明るく、ダイハツの担当であるインドネシアに代表される東南アジアやインド市場も熟知していることだろう。
そもそも今の社長は「クルマの楽しさ」など全く考えておらず、モータースポーツも頭から否定していた。今後、以前のような雰囲気に戻ってくるかもしれない。ダイハツあたりが東南アジアのモータースポーツを始めたら、けっこう化けるかもしれません。ダイハツにもクルマ好きは多い。
草の根モータースポーツの『ダイハツチャレンジカップ』の再開や、以前のようなラリーのベース車両を開発することだって十分に考えられる。ダメダメダメな自動ブレーキを平気な顔して出したり、背の高さ競争に走るなど、安全に対する無関心さも大きく変わってくると思う。
一番大きな影響を受けるのは、ホンダかもしれない。ダイハツがトヨタのような強さや存在感を持つようになったら手強いです。全く顔が見えなかった三井さんと違い、奥平さんは主張を持つ。まずN BOXを軽自動車のベストセラーから奪還する作戦を立ててくることだろう。
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